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 ニュース
2024年04月24日(水)

・ルノーグループが4月22日に発表した2024年第1四半期(1-3月期)の連結決算は、売上高が前年同期比1.8%増の117億700万ユーロとなった。為替影響分を調整すると5.9%増になる。

・グループの新車登録台数は2.6%増の54万9,099台。うち欧州では4.3%増の39万1,490台を販売し、マーケットシェア3位を維持した。

・ブランド別販売では、ルノーが3.1%増の36万5,356台、ダチアが3.2%増の17万7,923台、アルピーヌが88.8%増の1,065台だった。

・ルノーグループは、小売販売、Cおよびそれ以上のセグメント、上級グレード、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に焦点を当て、価値を重視する販売方針を継続している。2024年はルノーブランドから7モデル、ダチアから2モデル、アルピーヌから1モデル、計10モデルの投入を計画する。

・2024年通期については、営業利益率7.5%以上と自動車部門のフリーキャッシュフロー25億ユーロ以上という目標を据え置いた。

Renault press release on April 23, 2024

2024年04月22日(月)

・ルノー傘下のパワートレインメーカーHORSEは4月18日、ポルトガル・アヴェイロ(Aveiro)工場にマトリックスフロー生産(セル生産)ラインを導入したと発表した。従来のベルトコンベアシステムを複数のMPC (移動式プログラマブル協働ロボット)で置き換えた。この自律型プラットフォームは自動車のパワートレイン生産に特化したフランスのProlynkとの提携に基づいて開発されたもので、特にハイブリッド車やプラグインハイブリッド車のパワー電子ボックス組み立てに適している。 

・MPCは工場のスタッフやロボットに精密部品を供給する。最大30台の小型ユニットが移動式ワークステーションや部品配給装置として機能することで効率的な生産を保証しダウンタイムを削減する。各MPCは中央フリートコントローラーが無線通信で管理し、生産ニーズの変化に素早く対応する柔軟性を提供してダウンタイムを最小限に抑える。 

・パワー電子ボックスはまもなく生産が始まり年間生産台数は当初15万台、2024年末までに20万台を目指す。HORSEはマトリックスフローシステムの採用により工場床面積を25%、建物全体サイズを30%削減できた。この合理的なアプローチによりエネルギー消費量も50%削減された。 

Based on HORSE press release

2024年04月17日(水)

・ルノー傘下のパワートレイン製造企業HORSEは4月15日、ポルトガル・アヴェイロ(Aveiro)工場にパワーエレクトロニクスボックス(PEB)を生産する新たなラインを導入したと発表した。PEBは、ハイブリッド(HV)およびプラグインハイブリッド(PHV)エンジンシステムの主要コンポーネントであり、電気モーターを管理し、パワーインバーター、DC/DCコンバーター、制御電子機器、冷却などの重要なシステムを統合する。このイノベーションは、長年にわたる研究開発とアヴェイロ工場の40年にわたる自動車部品生産の専門知識に基づいている。

・アヴェイロ工場は、同工場初の静電気放電保護区域(EPA)である新しい組立ラインで年間6万ユニットのPEBの生産を目標にしている。生産は2025年までに23万ユニットに増加する見込み。HORSEは、ESD(静電気放電)保護の訓練やPEB組み立て用のVRシミュレーションなど、アヴェイロ工場のスタッフ向けの高度なトレーニングに投資してきた。PEBの組立ラインには、最適化されたオペレーションのために自律型プラットフォーム、デジタル制御、リアルタイムモニタリングが備わっている。

Based on HORSE press release