・イベコ(Iveco)のバス部門であるイベコ・バス(Iveco Bus) は4月19日、ハイブリッド技術を導入し都市間バス「クロスウェイ (Crossway)」のラインナップを拡大すると発表した。「クロスウェイ」ハイブリッドは、XTL(X-to-liquid)再生可能燃料とバイオメタンを使用する。全長は3サイズ(10.7m、12m、13m)用意され、フルLEDランプ、ADASデバイス、Ivecoロゴを備えた新しいフロントエンドが特徴である。
・ハイブリッドシステムは、Euro VI Step Eの排出ガス規制に適合したCursor 9エンジンと、Voith Diwa NXTギアボックス、およびピーク出力35kWの電気回生モーターを組み合わせる。このセットアップにより、燃料消費量と二酸化炭素排出量が大幅に削減される。電気モーターは、高エネルギーチタン酸リチウム(LTO)バッテリーとともにルーフに搭載され、始動時とエネルギー回生時にエンジンをアシストする。
・新型「クロスウェイ」ハイブリッドは、2024年7月から適用されるEUの新車安全法規である改正一般安全規則(general safety regulation: GSR)に適合している。「クロスウェイ」ハイブリッドは、チェコのヴィーソケー・ミート(Vysoké Myto)工場で生産され、2024年7月よりスペインで納車が始まる予定。
・今回の追加により、イベコ・バスは、XTLまたはバイオメタンを使用するTector 7またはCursor 9エンジンを搭載した「クロスウェイ」POP&LINE、Cursor 9エンジン対応の「クロスウェイ」CNG/CNGハイブリッドPOP&LINE、Tector 7エンジンを搭載したEuro VI Step Eの排出ガス規制に適合した「クロスウェイ」B100 POP&LINEなど、マルチエネルギーのラインナップを提供する。