・現代自動車グループは4月25日、同グループ会長の鄭義宣(Euisun Chung)氏がインドを訪問し、中長期的なモビリティ戦略を確認したと発表した。
・同社が2023年にGMから買収したプネ(Pune)近郊のタレガオン(Talegaon)工場は、2025年後半から稼働を開始し、年間20万台以上の生産能力を備える予定。チェンナイ(Chennai)工場の生産能力82万4,000台と合わせると、現代自動車のインドでの年間生産能力は100万台以上となる見込み。また、起亜のインドでの年間生産能力も2024年上半期に43万1,000台に拡大する予定。これらを合わせると、現代自動車グループは、インドで年間約150万台を生産できるようになる。
・現代自のインド法人Hyundai Motor Indiaは、2025年にインドで初となる現地生産された電気自動車(EV)を発表し、2024年末にはチェンナイ工場で電気SUVの量産を開始する計画。2030年までにさらに5モデルのEVを生産するという。さらに同社は、販売ネットワークハブを活用し2030年までにEV充電ステーションを485カ所に拡大する予定。
・また、起亜のインド法人Kia Indiaも2025年に現地製EVの生産を開始し、EVモデルをさらに拡大するという。EV充電インフラの構築にも注力する予定。
・現代自動車グループは、EVバッテリーの現地生産も目指している。