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2024年04月26日(金)

・現代自は4月25日、北京モーターショーでミッドサイズ電気SUVの「アイオニック5 N (IONIQ 5 N)」とミッドサイズSUVの新型「サンタフェ(Santa Fe)」、コンパクトSUVの改良型「ツーソン(Tucson)」を公開した。

・「アイオニック5 N」は、現代自Nブランド初の高性能電気自動車(EV)で、電動化における柔軟性を図る同社の電動化戦略を反映している。同モデルは2024年下半期に中国市場での発売を予定している。現代自は試乗イベントを含む現地マーケティングを展開するという。

・さらに、中国市場でSUVラインナップを拡大するために、新型「サンタフェ」と改良型「ツーソン」を公開した。「ツーソン」は2024年上半期、「サンタフェ」は2024年下半期に発売される予定。2023年に発売されたコンパクトSUV「Mufasa(沐颯)」に加え、SUVラインナップを強化した。

・会場では、「New Model ゾーン」、「N ゾーン」、「水素テクノロジーゾーン」を設ける。「水素テクノロジーゾーン」には燃料電池車(FCV)のコンパクトクロスオーバーSUV「ネッソ(NEXO)」の中国モデルを展示する。

(Hyundai press release on April 25, 2024)

2024年04月26日(金)

・VWグループは4月24日、北京モーターショーにグループ全体で44モデルを出展し中国の顧客へのコミットメントを示すと発表した。初公開となるのは、アウディ「Q6L e-tron」、ランボルギーニ「ウルス(Urus)」、ポルシェ「タイカン4 (Taycan 4)」中国仕様車、ベントレー「バトゥール(Batur)」、VW「ID. CODE concept」および「ID. UNYX」など11モデル。

・また北京で同日に開催した投資家向けイベント「China Capital Markets Day 2024」において、VWグループは中国市場での成長戦略を説明した。「In China, for China (中国で、中国のために)」戦略を掲げ、中国市場の変化にあわせたスピードで中国の顧客向けのスマートなコネクテッドカーに焦点を当て、市場全体にわたる商品投入を加速させる。

・中国におけるエントリーレベルのコンパクトカーセグメントで、2026年までに現地の競合モデルと同等の価格の実現を目指す。このセグメントは将来中国市場の半分以上を占めると見込まれる。VWグループは2026年までに40%のコスト削減を目指し、VWブランドでCMPプラットフォームをベースとした電動化ポートフォリオを拡大していく。

・小鵬汽車(XPeng)などと協力して開発する中国向けE/Eアーキテクチャ「China Electrical Architecture (CEA)」の導入により、デジタルアーキテクチャはさらに標準化が進み、より高いコスト効率と開発スピードの向上が実現する。安徽省合肥市の研究開発拠点「Volkswagen Group China Technology Company (VCTC)」を拡充することで中国向け新型車の市場投入までのリードタイムを30%短縮し、市場の動きに合わせた迅速な商品投入が可能になる。

・中国における自動運転技術の革新は加速しており、レベル3以上の自動運転の比率は2030年までに56%に達すると予想される。VWはこの分野における営業利益を2027年までに20億ユーロ超、2030年までに30億ユーロに引き上げる計画。2030年までに中国で400万台の販売とマーケットシェア15%、販売台数の半分を電気自動車(EV)にするという野心的な目標を掲げている。

・VWは中国において今後3年間で40の新型車を発売する計画で、その半分を電動化モデルとする。これには小鵬汽車および上海汽車とのパートナーシップによる少なくとも8モデルの中国専用EVやCMPプラットフォームをベースとしたモデルが含まれる。2030年までに30モデル超のEVを投入する。

・VWグループは中国において外資自動車メーカーのリーダーの座を維持し、市場でトップ3に入ることを目指している。中国乗用車市場は2030年までに2,800万台超に拡大し、新エネルギー車(NEV)の比率は75%に達すると予想される。VWは技術の優れた内燃エンジン(ICE)車と拡大するNEVラインナップを組み合わせて投入し、利益率の高いICEからの収益をインテリジェント・コネクテッド・ビークルへの投資に充てていく。

Based on Volkswagen press release (1/ 2)

2024年04月26日(金)

・トヨタは4月25日、米国インディアナ州プリンストン(Princeton)工場に14億ドルを投資すると発表した。これにより、最大で340人の新規雇用が創出され、同州への総投資額は80億ドルとなる。

・今回の投資は、新型電気自動車(EV)の生産ラインを整備するためのものとなる。他にも、2025年に稼働開始予定の、総投資額約139億ドルのバッテリー工場(Toyota Battery Manufacturing, North Carolina:TBMNC)から供給されるバッテリーセルを使用したバッテリーパック組立ラインを追加するためにも、投資の一部を振り向ける。

・プリンストン工場では7,500人以上の従業員が、トヨタ「シエナ(Sienna)」、「ハイランダー(Highlander)、「グランド ハイランダー(Grand Highlander)」、レクサス「TS」の生産に従事している。

・今回の発表は、米国市場向けの3列シートの新型電気SUVの組立てのために、ケンタッキー州ジョージタウン(Georgetown)工場に13億ドルを投資するとの発表に続くもの。

・トヨタは2021年以降、電動化のため、米国に累計186億ドルの新規投資を発表している。

・今後も市場ごとに異なる事情に合わせて多様な選択肢(ICE、HV、PHV、FCV、EV)を提供していくマルチパスウェイ・アプローチを採用するとし、EV需要が減速する一方でHV/PHV人気が高まっている状況を踏まえると、有益性が高いとしている。

(Toyota press release from April 25, 2024)

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