Johnson Electric Group [徳昌電機] 2011年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万ドル) |
2011年3月期 | 2010年3月期 | 増減率(%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 2,104.03 |
1,741.0 | 21 | 1) |
営業利益 | 235.67 | 110.6 | 113.08 | - |
税引き前利益 | 226.41 | 103.8 | 118.12 | |
純利益 | 190.36 | 85.9 | 121.61 | |
自動車用製品グループ(APG) | ||||
売上高 | 1,149.62 | 933.7 | 23.13 | 2) |
1)
-欧米市場が引き続き回復、さらに新興国市場、特に中国市場の成長におかげて、売上高は21%増の21億ドルを達成した。グループのコア事業が全体的に売上高を改善した。
2)
-2010/2011年度売上高は前年同期比23%増で、前年の9億3370万ドルから11億4960万ドルに増加。外貨両替の影響を除き、前年同期比26%増を実現。その原因は急速成長している新興市場、特に中国市場でOEMメーカーのニーズが拡大した。それに北米市場の回復が続き、高級車への重要が増加した。
自動車用製品グループ
<地域別>
-為替の影響を除き、2009/10年度から2010/11年度までの売上高は、全社で前年比26%増、アジア同32%増、ヨーロッパ同24%、米州同23%となった。
-中国市場で、車の快適、便利及び環境対応への要求が高まるとともに、ドアロック、ウィンドウレギュレーター、エンジンエアー/フューエルマネージメントなどの製品が好調に推移した。
-中国以外のアジア諸国にて市場シェアを増加。韓国のTier1サプライヤー及びOEMメーカーへの販売が増加した。
-北米市場でトラック及びSUV分野の販売が復活。そのため、北米市場向けに一連のエンジンエアー/フューエルマネージメント及びトランスミッションプロジェクトを開始。
新工場
同社子会社のJohnson Electric International AGがインドのチェンナイに新工場を開設すると発表。敷地面積は2万2,000平方フィートで、当初の従業員数は100名。エンジン冷却ファンモジュール向けモーターや、ウィンドウリフトシステム用ギアモーターを生産する。(2010年1月6日付プレスリリースより)-同社は、中国広西チワン族自治区の北海(Beihai)に新工場を開設した。自動車のモーションサブシステム、アクチュエーター、スイッチ、コントローラーなどの小型モーターを生産する。(2010年8月11日付プレスリリースより)
開発動向
研究開発体制
-エンジニアリングセンターは、香港、ドイツ、スイス、英国、イタリア、日本、中国、イスラエル、米国に設置。>>>Technical/ R&D centers
新製品
-同社は、高出力密度を実現する小型DCモーターの新製品群を発表。標準DCモーターと同等の出力を持つこのモーターは、パッケージを25%小 型化し35%の軽量化を達成。ウィンドウリフト、ステアリングホイールロック、ドアロック、HVACアクチュエーターなど、様々な自動車部品への採用が可 能となる。(2010年12月28日付プレスリリースより)設備投資
設備投資額 |
(単位:百万ドル) |
2011年3月期 | 2010年3月期 | 2009年3月期 | |
合計 | 85.6 | 38.0 | 62.8 |