Rochling Group 2010年12月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万ユーロ) |
2010年 12月期 |
2009年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 |
|
全社 | ||||
売上高 | 1,002.8 | 831.0 | 20.6 | 1) |
自動車部品部門 | ||||
売上高 | 473.7 | 409.1 | 15.8 | 2) |
要因
1)
-需要の拡大は自動車産業だけでなく、設備業界や化学産業、医療技術にも及んだ。同社売上高は前年比20.6%増の1,002.8百万ユーロを記録。さらに受注が好調で前年比26.8%増の1,044.4百万ユーロを達成している。
2)
-自動車メーカー各社は2009年の大きな落ち込みから急速に回復。さらに成長を続け、自動車業界全体では2010年の市場は不況前のレベルに戻ったとされる。これにより同社自動車プラスチック部門売上高は前年比15.8%増の473.7百万ユーロとなった。特に中国および米国市場の拡大がみられる。
受注
-同社自動車用プラスチック部門は、2009年にGM「Chevrolet Cruz」向け調節機能付エアダクトを受注したと発表。また、同社は2009年中にトヨタからエンジン用クーリングウォーターパイプ、東風汽車 (Dongfeng Motor)から乗用車向けインテークマニホールドも受注した。(2010年5月20日付プレスリリースより)2009年以前に発表された受注案件は下記の通り;
-ポルシェ向けエアフィルターシステム
-プジョー向け電動エアダクトシステム
-日産、Volvoトラック向けエキスパンションタンク
-Iveco向けシリンダーヘッドカバー
-新型VW Golf VI向け内装部品
受賞
-2009年6月、ポリフェニレンサルファイド(PPS)製のブロー成形チャージエアパイプが、2009年第12回プラスチック工学会(SPE)中欧総会における「パワートレイン」部門で第1等、「パーツ・コンポーネント」部門全体で大賞を受賞した。(2009年6月24日付プレスリリースより)開発動向
研究開発費 |
(単位:百万ユーロ) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 | |
全社 | N.A. | N.A. | 32 |
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万ユーロ) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 | |
全社 | 35.9 | 26.8 | 52.8 |
Investment Activities
-2010年、同社は中国に6種のインテークマニホールドを生産できるフレキシブルな製造ラインを初めて設置した。年間生産能力は、73万7,000ユニット。-同社にとって中国で3番目となる工場を四川省成都(Chengdu)市に建設すると発表。面積13,000平方メートルの同工場では、エンジニアリング樹 脂製の調節機能付エアダクトシステムなどの部品を、2011年上半期に生産開始する予定。納入先は一汽大衆(FAW-VW)、重慶福特(Ford Chongqing)、Volvoなど。(2011年4月7日付プレスリリースより)