ArvinMeritor 2007年9月期の動向
ハイライト
業績
*1 : 2006年9月期の数字は廃止事業を除いて再計算されたもの
*2 : EBITDA : 金利・税金・償却前利益
子会社設立
2007年7月、同社は中国の奇瑞汽車(Chery Automobile)と、シャシーシステムおよび部品の設計・生産を行うための合弁会社を設立すると発表。
>>> 詳細は 設備投資 参照
事業売却
-2007年5月、エミッション部門を米国・ニューヨークの投資会社 One Equity Partners (OEP)に売却完了。
工場閉鎖
カナダ・オンタリオ州に位置する商用車システム部門(CVS)のSt. Thomas組立工場を、2007年11月23日付で閉鎖すると発表。これは、北米と欧州を対象として13工場を閉鎖し、2,800名の人員削減を図る計画の一環。2012年までに年間1億3,000万から1億4,000万ドルの経費削減を目標とする。St. Thomas工場ではドライブライン製品の組立を行っているが、これをノースカロライナ州Laurinburg工場に移管する。(2007年7月25日付プレスリリースより)
ライドコントロール事業関連の北米3拠点を1ヶ所に統合すると発表。これにより、カナダ・オンタリオ州トロントのOEM向けショックアブソーバー工場と、米国オクラホマ州Chickashaの梱包・配送センターが閉鎖される。これは、北米と欧州を対象として13工場を閉鎖し、2,800名の人員削減を図る計画の一環。トロント工場でのショックアブソーバー生産の大半は、2008年6月までにメキシコのQueretaro工場に移管される。なお、トロント工場は2009年6月までに閉鎖される模様。 (2007年9月7日付プレスリリースより)
受注
Meritor WABCOは、International Truck and Engine Corporation製中型トラックの特定車種に対して、油圧パワーブレーキ(HPB)システムを標準装着として供給する。これは、Meritor WABCOの油圧アクチュエーションシステムとアンチロックブレーキシステム(ABS)の次世代版と言うことができ、フルパワーブレーキ性能と電子制御動力配分システム(EBD)を備える。(2006年11月8日付プレスリリースより)
新製品
トレーラー用アクスルをリビルト部品(再製部品)ラインアップに加えた。まずは、北米を拠点とするインターモーダル(複合)輸送業者向けに供給する。2007年9月初旬より、米国インディアナ州のPlainfield工場で生産を開始。(2007年9月6日付プレスリリースより)
(単位: 百万米ドル) |
2007年 9月期 |
2006年 9月期 (*1) |
増減率 | 備考 |
全社 | ||||
売上高 | 6,449 | 6,415 | 0.5% | 継続事業の売上は、北米以外が50%を占める。 |
EBITDA (*2) |
257 | 351 | (26.8%) | EBITDA利益率は4.0%で、前年度の5.5%から下落。 |
純利益 | (219) | (175) | - | - |
商用車システム部門 (CVS) | ||||
売上高 | 4,205 | 4,179 | 0.6% | 2007年に新しい排ガス基準が適用された関係で、クラス8トラックの販売が低迷し、北米での販売が減少。 西欧、アジア・大洋州での大・中型トラック販売が堅調に推移し、北米での落ち込みを部分的に補う。 |
EBITDA | 221 | 293 | (24.6%) | - |
小型車システム部門 (LVS) | ||||
売上高 | 2,244 | 2,236 | 0.4% | サスペンションシステム、モジュールの販売減等により、北米での売上が減少。 ベルギー・ブリュッセルのドアモジュール工場閉鎖によって、前年度比77百万米ドルの売上減。 アジア・太平洋市場での好調な販売量が、北米と欧州での販売減を部分的にカバー。 |
EBITDA | 36 | 58 | (37.9%) | - |
*2 : EBITDA : 金利・税金・償却前利益
子会社設立
2007年7月、同社は中国の奇瑞汽車(Chery Automobile)と、シャシーシステムおよび部品の設計・生産を行うための合弁会社を設立すると発表。
>>> 詳細は 設備投資 参照
事業売却
-2007年5月、エミッション部門を米国・ニューヨークの投資会社 One Equity Partners (OEP)に売却完了。
工場閉鎖
カナダ・オンタリオ州に位置する商用車システム部門(CVS)のSt. Thomas組立工場を、2007年11月23日付で閉鎖すると発表。これは、北米と欧州を対象として13工場を閉鎖し、2,800名の人員削減を図る計画の一環。2012年までに年間1億3,000万から1億4,000万ドルの経費削減を目標とする。St. Thomas工場ではドライブライン製品の組立を行っているが、これをノースカロライナ州Laurinburg工場に移管する。(2007年7月25日付プレスリリースより)
ライドコントロール事業関連の北米3拠点を1ヶ所に統合すると発表。これにより、カナダ・オンタリオ州トロントのOEM向けショックアブソーバー工場と、米国オクラホマ州Chickashaの梱包・配送センターが閉鎖される。これは、北米と欧州を対象として13工場を閉鎖し、2,800名の人員削減を図る計画の一環。トロント工場でのショックアブソーバー生産の大半は、2008年6月までにメキシコのQueretaro工場に移管される。なお、トロント工場は2009年6月までに閉鎖される模様。 (2007年9月7日付プレスリリースより)
受注
Meritor WABCOは、International Truck and Engine Corporation製中型トラックの特定車種に対して、油圧パワーブレーキ(HPB)システムを標準装着として供給する。これは、Meritor WABCOの油圧アクチュエーションシステムとアンチロックブレーキシステム(ABS)の次世代版と言うことができ、フルパワーブレーキ性能と電子制御動力配分システム(EBD)を備える。(2006年11月8日付プレスリリースより)
新製品
トレーラー用アクスルをリビルト部品(再製部品)ラインアップに加えた。まずは、北米を拠点とするインターモーダル(複合)輸送業者向けに供給する。2007年9月初旬より、米国インディアナ州のPlainfield工場で生産を開始。(2007年9月6日付プレスリリースより)
開発動向
研究開発体制
-2007年9月30日現在、約1,050名の研究開発スタッフを抱える。
-テクニカルセンター : 米国ミシガン州デトロイト
-エンジニアリングセンター : 米国、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、インド、英国
研究開発費
(単位:百万米ドル) |
2007年9月期 | 2006年9月期 | 2005年9月期 |
金額 | 124 | 114 | 114 |
研究開発実績
フランクフルトモーターショーに最新型サンルーフ"Next
Generation Sunroof (NGS)"をOEMと共同出展。これは部品数を従来品の半分程度に抑え、軽量化を実現した。また、ヘッドルームに余裕を与えたほか、走行中のN.V.H性能に優れている。更には採光性の向上も実現。(2007年9月11日付プレスリリースより)
設備投資
海外投資
中国の奇瑞汽車(Chery Automobile)との合弁で、シャシーシステム・部品を設計・生産する会社を設立。新会社の名称は"ArvinMeritor
Chassis Systems Wuhu Co."で、安徽省の蕪湖(Wuhu)に本拠を置く。2010年までに年間150百万米ドル規模のシャシーのフルシステムサプライヤーを目指す。また、早くも2008年にはショックアブソーバーとストラットの生産を開始する。同社はこの他にも、今後1年半で中国に新拠点を幾つか設立する計画を立てている。(2007年7月24日付プレスリリースより)