Dana Incorporated (旧 Dana Holding Corporation) 2018年12月期の動向
業績 |
(単位:百万ドル) |
2018年12月期 | 2017年12月期 | 増減率 (%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 8,143 | 7,209 | 13.0 | 1) |
当期純利益 | 440 | 116 | 279.3 | - |
部門別売上高 | ||||
ライトビークル | 3,575 | 3,172 | 12.7 | 2) |
商用車 | 1,612 | 1,412 | 14.2 | 3) |
パワーテクノロジー | 1,112 | 1,104 | 0.1 | 4) |
要因
1) 売上高
-2018年12月期の全社売上高は、前年比13.0%増の8,143百万ドル。トラックのすべてのセグメントにわたる市場が好調だったこと、オフハイウェイ製品の需要増、および新規事業によって861百万ドル増加。2017年第1四半期に取得したBreviniおよびUSM、2018年第2四半期に取得したTM4、またブラジルのサスペンション部品事業を売却したことで57百万ドルプラスとなった。為替でも16百万ドルのプラスとなった。
2) ライトビークル向け売上高
-2018年12月期の部門売上高は前年比12.7%増の3,575百万ドル。為替の影響を除いた前期比成長率は12%。北米におけるフルフレームトラックの生産増加、既存顧客の販売量増加に伴う生産量の増加、およびグローバルでの生産量の増加が寄与。さらに顧客の価格設定およびコスト削減が36百万ドル押し上げた。
3) 商用車向け売上高
-2018年12月期の部門売上高は、前年比14.2%増の1,612百万ドル。為替の影響を除いた売上高は17%となり、主に北米、ブラジル、欧州が寄与した。また、顧客の価格設定およびコスト削減が20百万ドル押し上げた。
4) パワーテクノロジー向け売上高
-2018年12月期の部門売上高は、前年比0.1%増の1,112百万ドル。為替の影響を除くと売上高は前年比1%のマイナス。主な要因は2019年に開始される予定のプログラムと乗用車市場の需要低下による。
買収
Oerlikon Drive Systemsの買収動向
-Oerlikonは、ドライブシステム部門を600百万フランで同社に売却すると発表した。Oerlikonは、成長著しい表面処理ソリューションや先進素材事業に専念し、化学繊維部門を強化する。取引は、関係当局の承認を経て、2018年末もしくは2019年第1四半期に完了する見込み。ドライブシステム部門の2017年売上高は730百万スイスフランで、全世界の従業員数は5,100人以上。(2018年7月30日付プレスリリースより)
GKN Drivelineの買収を断念
ーGKNのドライブライン事業部と合併し、新会社Danaを設立することでGKNと最終合意に達したと発表した。新会社は、ドライブラインシステムでグローバルリーダーを目指す。取引額は、GKNへのキャッシュでの支払い16億ドル、年金負債の引き継ぎが約10億ドル、GKNの株主に発行される新会社の株式133百万株(約35億ドルに相当)の計61億ドル。英国を拠点とする新会社の持ち株比率は、Danaが52.75%、GKNが47.25%。3年以内に年間235百万ドルのコストシナジーを生み出す見通しだという。 (2018年3月9日付プレスリリースより)
ーGKNは、英投資会社Melrose Industriesが示した最終的な買収案を拒否すると発表した。Melroseは、GKN1株当たり81ペンスの現金とMelroseの新株1.69株に買収額を引き上げたが、GKNは過小評価と主張。世界トップクラスの航空宇宙事業や、ドライブトレイン事業部のDanaへの売却などが正しく反映されてないと批判した。(2018年3月12日付プレスリリースより)
ーGKNのドライブライン事業部と合併して設立する新会社について、米ニューヨーク証券取引所への上場に加え、英ロンドン証券取引所への上場も目指すと発表した。また、Danaは、GKNの株主に現在の四半期の配当0.1ドルの支払いを継続する意向も確認した。ドライブシステムと電気駆動システムのグローバルリーダーを目指して設立される新会社は、グローバルな顧客の長期的な需要にも対応可能で、そのシナジー効果は235百万ドルとなる見込み。(2018年3月19日付プレスリリースより)
ーGKNのドライブライン事業部との合併に関する投資家の関心の高さを受けて、合併条件を見直し、GKNに支払う現金を140百万ドル増やし、自社株買いの上限を2倍の200百万ドルに引き上げると発表した。これにより、GKNに支払われる現金は総額約17億7,000万ドルとなる。(2018年3月26日付プレスリリースより)
ーGKNは、英投資会社Melrose Industriesによる買収提案について、議決権ベースで52.43%のGKNの株主がMelroseの提案を支持したと発表した。これを受け、GKNの取締役会は、同社の成功を確かなものにするため、Melroseと協力する意向を示した。一方、GKNドライブトレイン事業部との合併話を進めていた同社は、GKNの過半数の株主による決定を受け入れると表明。合併話が撤回される見通しとなった。 (2018年3月29日付プレスリリースより)
合弁会社
-同社とカナダのHydro-Quebec電力公社は合弁事業で提携し、Hydro-Quebecの子会社TM4がDanaに電気モーターやパワーインバーター、コントロールシステムをDanaに供給すると発表した。Danaが165百万カナダドルをTM4に出資して主要株主となり、Hydro-QuebecがTM4の株式45%を保有することで合意した。TM4は、電気自動車 (EV) 向けモーターやパワーインバーター、コントロールシステムを設計・製造し、Danaの電動ギアボックスやサーマルマネジメント技術を補完する製品ポートフォリオを提供。今回の提携により、Danaは完全電動ドライブを設計・製造するサプライヤーとしての地位確立を目指す。1998年に設立されたTM4は、カナダ・ケベック州Bouchervilleに技術・生産拠点がある。(2018年6月22日付プレスリリースより)
提携
-Workhorse Group と提携してeドライブアクスル「Spicer Electrified」搭載の都市型配送車両の設計、開発、生産を行うと発表した。Workhorseは米オハイオ州に本拠を置き、トラックや航空機などの高性能電動化車両の設計・製造や、クラウドベースのリアルタイムテレマティクス性能監視システムを開発する企業。Danaは、WorkhorseのEV分野での開発バックグラウンドとこれら製品の量産経験を求めて今回の戦略的提携に至ったとしている。(2018年5月1日付プレスリリースより)
事業動向
ー重量級トラック用の新たなシングルドライブアクスル「Spicer 175」シリーズを投入したと発表した。業界で最も低いレベルのギア比1.95:1を提供する新シリーズは、欧州の重量級車両や北米の長距離輸送トラックなど、さまざまな車両に搭載できるという。「Spicer 175」は、Danaの最も効率的で信頼性の高い重量級車両用シングルドライブアクスルで、多くの最適化した機能が特徴。リングギアを統合したディフェレンシャルケース軽量化とオイル攪拌損失軽減を実現する設計で、精密なAdvanTEKギアは効率向上に貢献するという。(2018年9月19日付 プレスリリースより)
受注
ーディスコネクトAWDシステム「Spicer SmartConnect」が2019年型Ford「Edge」に採用されたと発表した。Danaは北米、欧州、アジア太平洋地域の2019年型Ford「Edge」全バージョン向けにリアドライブユニットの独占供給を開始する。SmartConnectは、Spicer AdvanTEKアクスル技術と組み合わせて大部分の運転条件で前輪駆動モードで動作するようにドライブトレインを構成し、必要なときにのみAWDを作動させるという。このシステムは米国ミズーリ州Columbia工場で製造される。また、2018年後半からは中国重慶市の80,000平方フィートの新工場でもアジア太平洋市場向けに製造を開始する予定。(2018年10月29日付プレスリリースより)
ーMercedes Benzの新型ピックアップトラック「X-Class」とバン「Sprinter」にフロントおよびリアプロペラシャフトが採用されたと発表した。Danaは北米と欧州の「Sprinter」の全輪駆動ならびに北米とアルゼンチンの後輪駆動のプロペラシャフトの受注を獲得している。「Sprinter」の異なる3つのホイールベース構成に対応するため、Danaは2ピースと3ピースのリアプロペラシャフトAssyを設計している。また「X-Class」には2ピースプロペラシャフトAssyを供給する予定。(2018年8月28日付プレスリリースより)
ー米国大手トラックメーカーNavistar傘下のInternational Truckの中型トラック「MV Series」と、同傘下のIC Busの「CE Series」と「RE Series」に、「Spicer」シングルドライブアクスルを供給すると発表した。標準装備されるのは、「Spicer」のS110、S130、S140、S170、S190モデルと、060シリーズ。「Spicer」シングルドライブアクスルは、競合モデルと比べ軽量で、導入コストやライフサイクルコストを低減する先進設計が特徴。Danaは、International TruckとIC Busのすべてのモデルに、「Spicer」ドライブシャフトも供給している。(2018年7月24日付プレスリリースより)
ーAdvanTEK技術を採用したアクスルをJeep「Wrangler JL」に供給すると発表した。AdvanTEK技術は、同様の製品と比較してより大きいトルク能力と燃料効率を提供する一方、AdvanTEKギア「Spicer」によってドライブラインを軽量化、強化している。また、Jeep「Wrangler JL」向けのアフターマーケット製品となるアクスル「Dana」とドライブトレイン部品「Spicer」も併せて発表した。(2018年6月7日付プレスリリースより)
ー同社のドライブトレイン製品「Spicer」シリーズが2018年型いすゞ「FTR」に採用されたと発表した。「Spicer E-Series」のステアアクスル、「Spicer Life Series」のドライブシャフト、「Spicer」シングルリダクション・シングルドライブアクスルなどが含まれる。中量級トラック向けに設計された「Spicer」シングルリダクション・シングルドライブアクスルは、総重量19,000ポンドの車両に対応する。「Spicer E-Series」のステアアクスルは、競合製品と比較して最大69ポンドの軽量化を実現するスチール鍛造されたビームデザインが特徴。「Spicer Life Series」のドライブシャフトは、ノイズと振動を削減し、荒地での性能を発揮するためにバランスの取れた精度を有する。(2018年5月2日付プレスリリースより)
ー日野自動車のクラス7と8カテゴリーの重量級トラック「XL7」と「XL8」にドライブラインを独占的に供給すると発表した。両トラックには、「Spicer D-Series」と「Spicer E-Series」ステアリングアクスル、「SPL 140」と「SPL 170」ドライブシャフトに加え、「AdvanTEK 40」や新たに開発された重量級トラック向けシングルドライブアクスル「S172」、同トラック向けタンデムアクスル「D46-172」を含む複数の「Spicer」ドライブアクスルが搭載される見通し。日野は、2019年初めに米ウェストバージニア州Mineral Wellsにある工場で同トラックの生産を開始する予定。(2018年4月25付プレスリリースより)
ーJaguarとLand Roverの次世代高級車にフロントとリアアクスルを供給すると発表した。受注額は総額300百万ポンドとなる見通し。Danaの最新アクスル「Spicer AdvanTEK」は、コンパクト設計で、高い出力密度を提供。燃費や性能の向上に貢献し、最大限の耐久性を実現する。Danaは、Jaguar Land Roverプロジェクトに約21百万ポンドを投資する予定。アクスルは同社の英Birminghamにある工場で生産される。(2018年3月22日付プレスリリースより)
ーChevroletのクラス4からクラス6のピックアップトラックの2019年型「Silverado 4500HD/5500HD/6500HD」にドライブラインを供給すると発表した。2WDと4WDの「Silverado」に、「Spicer S-Series」ドライブアクスル、「Spicer D-Series」ステアリングアクスル、2WD向け「Spicer」ステアリングアクスル、「Spicer Life Series」ドライブシャフトを供給する。「Silverado」は、2018年後半から生産される予定。米オハイオ州Maumeeを拠点とするDanaは、北米のすべての中型トラックメーカーにドライブラインを供給している。(2018年3月22日付プレスリリースより)
ーVolkswagenの新型パネルバン「Crafter 4 Motion」に全輪駆動(AWD)アクスル「Spicer AdvanTEK M180」を、後輪駆動の「Crafter」にRWDアクスル「Spicer AdvanTEK M25」をそれぞれ提供すると発表した。両アクスルは、Danaの英Birminghamにある工場で生産される。AWDアクスル「M180」は、電子制御式ロッキングディファレンシャルが特徴。(2018年3月5日付プレスリリースより)
受賞
-同社の「Spicer AdvanTEK」アクスルシステムが、米国の自動車専門誌「Automotive News」が主催する「2019 Automotive News PACE Awards」のファイナリストに選出されたと発表した。「Spicer AdvanTEK」は、耐久性や騒音、振動、ハーシュネスの性能を維持しつつ、オイルかくはんやギア・ベアリングフリクションなどのエネルギーロスを低減し、従来最高とされるシステムより30%の効率アップを実現した。Danaが同賞のファイナリストに選出されたのは8年連続。受賞者は、2019年4月8日に米Detroitで発表される予定。(2018年10月15日付 プレスリリースより)
ー米の特装車メーカーSpartan Motorsから「Diamond Award」を受賞したと発表した。優れた品質やオンタイム納入、コスト管理、顧客サポートが評価された。Danaは、商用車向け「Spicer」アクスル、ドライブシャフト、ステアリングシャフトを米ケンタッキー、オハイオ、イリノイ各州にある同社工場からSpartan Motorsに供給している。(2018年4月26付プレスリリースより)
ーGMから第26回「Supplier of the Year」を受賞したと発表した。Chevrolet「Silverado」およびGMC「Sierra」向け予備トランスミッションオイルクーラー、大型ピックアップトラック向けディーゼル燃料クーラー、Chevrolet「Volt」向け内部バッテリーセルクーラー等のパワートレイン冷却技術が認められての受賞となった。同社のバッテリークーラーはバッテリーセル間の熱伝達を効率的にすることにより、バッテリー寿命と性能を向上させるという。(2018年4月24日付プレスリリースより)
ートヨタの北米法人Toyota Motor North America (TMNA) から「Value Analysis」部門でサプライヤー賞を受賞したと発表した。3月に開催されたトヨタの定例サプライヤー会議で表彰された。トヨタの「Tacoma」「Sequoia」「Tundra」向けリアプロペラシャフトの設計を改良し、コスト削減と顧客経験の向上に貢献したことが評価された。また、トヨタの南アフリカ法人Toyota South Africaから「Best Localization」と「Value Analysis」部門でサプライヤー賞を受賞した。トヨタのIMVプラットフォーム向けプロペラシャフトとリアアクスルドライブヘッドの改良への貢献や、現地での生産最適化などが評価された。 (2018年3月29日付プレスリリースより)
2019年12月期の見通し
-Oerlikon Drive Systemsの買収が2019年12月期第1四半期中に完了するとの予想を基に、同社は売上高を8,950百万ドルから9,350百万ドルと予想。
研究開発費 |
(単位:百万ドル) |
2018年12月期 | 2017年12月期 | 2016年12月期 | |
全社 | 252 | 220 | 196 |
売上高に占める割合 (%) | 3.1 | 3.1 | 3.4 |
研究開発拠点
-2017年12月、同社は7つの独立した技術エンジニアリングセンターを保有し、それ以外に12カ所で研究開発活動を行っている。
研究開発動向
ースウェーデンのArjeplogと米ミシガン州アッパー半島で冬季試験を行い、自動車メーカーらに最新のドライブライン技術を披露した。ダイナミックトルクベクタリングAWDシステム「AdvanTEK」、eドライブギアボックス「Spicer Electrified」、セントラルタイヤ・インフレーションシステム (CTIS) 「Spicer OpTiMa」、分離AWD技術「Spicer SmartConnect」を雪上や氷上、荒地で体験した自動車メーカーからは、極めて肯定的な反応を得たという。(2018年4月12日付プレスリリースより)
製品開発
ドイツHanoverIAA国際商用車ショー
ー商用車市場向け「Spicer Electrified」とTM4の電動化製品を披露すると発表した。出展には、ギアボックスと電気モーター、インバーター、サーマルマネジメント技術が特徴の、完全統合型エレクトロメカニカル推進システムも含まれるという。カナダを拠点に電動・ハイブリッド駆動装置を開発するTM4の買収により、Danaは、電気モーターやインバーター、コントロールシステムの自社設計や生産といった電動化能力を拡大。統合システムやモジュラーソリューションから個々のサブシステムコンポーネントまでを揃え、シリーズ・パラレル式ハイブリッドからフル電気自動車 (EV) まで、小型車、商用車、オフハイウェイ市場の広範な顧客の開発をサポートするという。(2018年9月19日付 プレスリリースより)
「Hannover Messe 2018」
ー同社の最新の燃料電池技術をドイツで開催される「Hannover Messe 2018」で披露すると発表した。バッテリーや電気冷却ソリューション、燃料電池部品といったeモビリティ製品を出展し、燃料電池部品にはステンレスや黒鉛複合材製のバイポーラプレート、インタークーラーなどの冷却システムやバルブなども含まれるという。ほかに、先進燃料電池エンジンに不可欠なサーマルマネジメント・サブシステムも出展。最先端の設計により、寄生エネルギーの損失の減少と燃費・耐久性の向上の両方を実現するシステムを提供するとしている。(2018年4月24付プレスリリースより)
設備投資額 |
(単位:百万ドル) |
2018年12月期 | 2017年12月期 | 2016年12月期 | |
ライトビークル | 195 | 279 | 208 |
商用車 | 27 | 31 | 34 |
オフハイウェイ | 36 | 32 | 21 |
パワーテクノロジー | 36 | 32 | 32 |
消去他 | 31 | 19 | 27 |
合計 | 325 | 393 | 322 |
-2019年12月期の設備投資額は売上の約4%となる予想で、おおよそ350百万ドルを見込む。
海外投資
<中国>
-中国塩城にサーマルマネジメント部品工場を新設したと発表した。8,000平方メートルの敷地に105百万元を投じて建設した新工場は、中国で16番目、塩城で2番目の拠点となる。新工場は防音断熱シールドやPHV用バッテリー冷却プレートなどを製造する予定で、ピーク時には約800万個の製品を生産するという。同社は中国で、BMW、Daimler、Ford、VW Group、日産、長城汽車、吉利汽車、Volvo、上海汽車、上汽GM、奇瑞汽車、福田汽車などに製品を供給している。(2018年5月23日付プレスリリースより)
<カナダ>
-カナダ現地法人Dana Canadaは、730万カナダドルを投じてオンタリオ州Chathamのヒートシールド工場を拡張すると発表した。Dana Canadaが6,662,596カナダドルを出資し、Southwestern Ontario Development Fundが662,229カナダドルの助成金を拠出する。工場拡張は2020年12月に完了予定。Dana CanadaこのほかCambridge、Mt. ForestおよびOakville2カ所にも生産拠点を保有している。(2018年3月15日付オンタリオ州政府のリリースより)