GRUPO KUO, S.A.B. de C.V. (旧 DESC, SA. De CV) 2012年12月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万ドル) |
2012年 12月期 |
2011年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 |
||||
売上高 | 2,214 | 2,083 | 6.3 | - |
EBITDA | 215 | 186 | 15.6 | - |
自動車部品 | ||||
売上高 | 413 | 325 | 27.1 | 1) |
EBITDA | 52 | 32 | 62.5 | 2) |
要因
1)
-2012年の自動車部品事業売上高は、2011年の325百万ドルから27.1%増の413百万ドルとなった。
以下の要因が寄与した。
・買収したアフターマーケット向けブレーキ部品のFRITECブランドからの売上。
・アフターマーケット向けエンジン部品の売上増。
・パワーシステム部門の部品およびトランスミッション製品の売上増。
・ベルギーの企業から買収したデュアルクラッチトランスミッション事業の売上。
2)
-2012年、自動車部品事業のEBITDAは前年比62.5%増の52百万ドル。前述のFRITECブランドからの利益とパワーシステム部門の売上増、運営コストの減少が利益を引き出した。
近年の動向
合弁事業
-2012年、同社は子会社のKUO INDIAを通じて、インド合弁会社KUO Divgi Automotive Private Limitedに対する持分比率を96.5%に引き上げたと発表した。KUO Divgiではトランスミッションおよび関連部品の生産を行っている。同子会社の設立時におけるGrupo KUOの持分は60%。今回の持分比率の引き上げ後、KUO INDIAはKUO Divgiの完全子会社化に向けて、残り3.5%を取得するオプション権を行使することが可能となる。なお、Grupo KUOは現在、同国Puneに新たに工場を建設中。2013年に稼動開始となる予定。 (2012年11月1日付プレスリリースより)買収
-2012年1月、同社子会社Transmisiones y Equipos Mecanicos, S.A. de C.V.は、ベルギーLoppemを本拠とするHoerbiger Drivetrain Mechatronics B.V.B.A.を買収したと発表。Hoerbiger Drivetrain Mechatronicsは、デュアルクラッチトランスミッション向けのメカトロニクスおよびソフトウェアの開発を行っており、2010年の売上額は約17百万米ドル。欧州のトランスミッションメーカーを顧客としている。 (2012年1月12日付プレスリリースより)-2011年、同社はアフターマーケット向けブレーキ部品製造のFRITEC社 (メキシコ) を買収した。
売却
-2009年、同社はプレス、塗装、組み立て事業をすべて売却した。設備投資
設備投資額 |
(1000メキシコ・ペソ) |
2012年12月期 | 2011年12月期 | 2010年12月期 | |
自動車部品 | - | 177,185 | 91,149 |
化学製品 | - | 279,676 | 211,707 |
消費財 | - | 608,110 | 669,230 |
合計 | - | 1,064,971 | 972,086 |