自動車部品工業 (株) 2013年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2013年
3月期
2012年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 57,207 73,560 (22.2) -中国での建設機械市場低迷の影響によるエンジン部品売上の大幅な減少を受け減収。
営業利益 2,313 4,057 (43.0) -エンジン部品の売上減少が影響
経常利益 3,083 4,539 (32.1) -
当期純利益 1,867 2,477 (24.6) -

経営統合

-同社、アイメタルテクノロジーおよびTDF (以下3社) は、共同株式移転による共同持株会社 (以下新会社) を設立し経営統合することで合意したと発表した。
-新会社の名称は「IJT テクノロジーホールディングス」 (本社:東京港区、資本金:55億円) となり、発行済株式数の約41%をいすゞ自動車が保有、子会社となる予定。
-3社は新会社の完全子会社となる。
-長期的に見て国内では需要の大幅な伸びは見込めず、また、海外においても新興国部品メーカーの台頭や激化する価格競争に対し、3社が個々に持つ経営資源や技術力を集中させ、相互補完することで継続的な事業発展を図る。

新会社

-鍛造メーカーのTDFとインドネシアに合弁会社を設立すると発表した。東南アジア諸国連合 (ASEAN) 地域での自動車市場拡大を視野に、共同でインドネシアにおいて鍛造粗材の製造・販売、鍛造・鋳造品の機械加工、車両用部品などの組み立て、販売を行う。インドネシアは商用車の需要も多く生産台数が拡大しており、日系メーカーに対して現地供給する体制を構築する。新会社は「PT・TJフォージ インドネシア (仮称) 」で西ジャワ州カラワン工業団地内に12月に設立する。 (2012年10月12日付日刊自動車新聞より)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期
全社 175 205 196

研究開発体制

-開発部門を中心に株式会社ジェイ・ビー・ケー・サービスと連携してパワートレーン各種装置の自動車用関連部品の研究・開発に取り組む。
-先行開発製品の一部についてはいすゞとの共同開発。

研究開発活動

自動車用部品事業
-主に中型、小型トラック用の各種プロペラシャフト、架装用途に合わせたパワー取り出し方式の各種パワーテークオフ、自動車用エンジン部品のロッカーアームおよびフライホイール等を開発。
-海外市場を狙った小型車向けのプロペラシャフト、ドライブプレートの開発や、低燃費化を狙ったエンジン部品の開発。
-次世代燃料対応の新型エンジンの評価。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期
全社 3,570 1,735 927

2013年3月期の設備投資
-生産設備の能力増強および老朽代替などを目的とした設備投資を継続的に実施。

設備の新設計画 (自動車用部品事業)

(2013年3月31日現在)
会社名/事業所名 所在地 設備の内容 投資予定
総額
(百万円)
着手
年月
完了予定
年月
本社・海老名工場 神奈川県
海老名市
機関関係部品
加工設備他
600 2013年
4月
2014年
3月
駆動・伝動装置部品
加工設備他
320 2013年
4月
2014年
3月
真岡工場 栃木県
真岡市
機関関係部品
加工設備他
190 2013年
4月
2014年
3月
駆動・伝動装置部品
加工設備他
40 2013年
4月
2014年
3月
P.T. Jibuhin Bakrie Indonesia インドネシア
西ジャワ州
機関関係部品
加工設備他
120 2013年
1月
2013年
12月
Jibuhin (Thailand) Co., Ltd. タイ
チョンブリ県
伝動装置部品
加工設備他
560 2013年
1月
2013年
12月
機関関係部品
加工設備他
2,120 2013年
1月
2013年
12月
工場 160 2013年
1月
2013年
12月