芦森工業 (株) 2015年3月期の動向
業績 |
(単位:百万円) |
2015年 3月期 |
2014年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 48,067 | 46,729 | 2.9 | - |
営業利益 | 1,025 | 1,166 | (12.1) | 1) |
経常利益 | 1,306 | 1,564 | (16.5) | - |
当期純利益 | 1,470 | (1,225) | - | 2) |
自動車安全部品事業 | ||||
売上高 | 35,932 | 35,418 | 1.5 | 3) |
営業利益 | 904 | 1,161 | (22.1) |
- |
要因
1) 営業利益
-自動車安全部品事業において円安の影響を受けたことによる海外調達部品のコストアップや、機能製品事業の防災関連が赤字のため減益になった。
2) 当期純利益
-特別利益として投資有価証券の一部を売却したこと、および製品保証引当金の戻入を行ったことなどにより過去最高益。
3) 自動車安全部品事業 - 売上高
-シートベルト、エアバッグは、メキシコ現地法人での生産が開始するなど、増収要因があったが、国内市場において受注車種の減産やフルモデルチェンジの影響を受け、売上が減少した。
-自動車関連用品 (内装品その他) については、トノカバー、ドアシェードなどの内装品が海外も含め順調に推移し、売上が増加した。
事業計画
-インテリア事業の売上高を2018年度に現状の3倍程度となる200億円まで拡大する。強みとする繊維関連の技術を活用することで、トノカバーやルーフシェードなど付加価値を高めた製品の開発を加速。これにより従来の自動車事業で中心となっていた日系メーカーとの取引に加えて、欧米メーカーからの受注を拡大していく。自動車関連事業の主力であるシートベルトやエアバッグ事業の競争が激化する中、成長が見込めるインテリア事業の売り上げ比率を主力事業と同等まで引き上げることで、自動車事業の売上高は13年度比7割増となる600億円への拡大を目指す。(2014年8月22日付日刊自動車新聞より)
2016年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2016年3月期 (予測) |
2015年3月期 (実績) |
増減 (%) |
|
全社 | |||
売上高 | 53,000 | 48,067 | 10.3 |
営業利益 | 1,600 | 1,025 | 56.1 |
経常利益 | 1,500 | 1,306 | 14.9 |
当期純利益 | 1,150 | 1,470 | (21.8) |
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2015年3月期 | 2014年3月期 | 2013年3月期 | |
全社 | 952 | 884 | 908 |
-自動車安全部品事業 | 541 | 476 | 607 |
研究開発活動
シートベルト
-各国法規・アセスメント対応に向けた新高性能デバイス開発およびその信頼性向上。
-グローバル生産に適したデバイスの開発・商品化。
エアバッグ
-前面衝突、側面衝突それぞれの各国法規・アセスメント対応に向けた新高性能モジュール開発、軽量、小型化の追求、信頼性向上。
-グローバル生産に適した開発・商品化。
内装品
-各種シェード、トノカバー、ならびにカーゴネット類の商品ラインナップ拡充、高機能製品開発、新素材開発、デザイン性向上。
-海外市場展開・顧客拡大に向けた商品化。
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2015年3月期 | 2014年3月期 | 2013年3月期 | |
全社 | 1,728 | 1,224 | 1,440 |
-自動車安全部品事業 | 1,405 | 1,068 | 1,301 |
自動車安全部品事業
-主に自動車関連製品の生産合理化、生産増強および開発関連設備の充実のため大阪工場を中心に投資を実施。
設備の新設計画 |
(2015年3月31日現在) |
会社名 事業所名 所在地 |
設備の内容 | 投資予定 金額 (百万円) |
着手 年月 |
完了 年月 |
完成後の 増加能力 |
大阪工場 (大阪府摂津市) |
自動車安全部品事業、機能製品事業の生産設備の合理化 | 1,859 | 2014年 4月 |
2016年 3月 |
品質向上を図るため能力の増加はほとんどなし |
Ashimori Korea Co., Ltd. (大韓民国江原道) |
自動車安全部品事業の生産設備の新設 | 930 | 2015年 7月 |
2019年 3月 |
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