芦森工業株式会社 2008年3月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:百万円) |
2008年 3月期 |
2007年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 45,653 | 43,204 | 5.7 |
-販売体制の一層の強化と新商品の開発による新規市場の開拓に取り組むことで事業領域の拡大をはかった。 |
経常利益 | 2,134 | 1,666 | 28.1 | -原油・原材料価格の高騰による材料費増加の影響を大きく受けたものの、徹底したコストの削減をグループをあげて強力に押し進めた結果が寄与。 |
当期純利益 | 901 | 491 | 83.5 | - |
産業用繊維製品事業 | ||||
売上高 | 39,319 | 36,835 | 6.7 | -自動車安全部品部門では、エアバッグが一部車種でモデルチェンジによる生産調整の影響があり売上が減少したが、シートベルトは、新規受注品で量産開始となるなど売上が増加し、自動車関連用品(内装品その他)についても海外を含めて好調に推移。 |
営業利益 | 2,717 | 2,131 | 27.5 |
海外動向
-同社は米デルファイ社との合弁契約を解消すると発表した。これに伴い、自動車用シートベルトを製造する米国、メキシコの合弁会社2社の株式を売却、2社の持ち株会社を清算する。合弁契約解消後も、自動車安全に関した部品分野の業務提携関係は維持する予定。同社はデルファイ社と1999年8月に業務提携を、2000年に自動車用シートベルト製造と販売に関した合弁契約を締結していた。(2007年11月8日付日刊自動車新聞より)
開発動向
-2008年3月期の研究開発費の総額は1,086百万円。
-内、産業用繊維製品事業の研究開発費は861百万円。
シートベルト関係
-現行のロードリミッターの商品力向上に向け、荷重特性安定化品の開発を完了した。また、次世代型の初期乗員拘束性能を高めたプリテンショナー付きリトラクターの開発、及び耐G機構標準装備対応バックルの開発を推進。
エアバッグ関係
-北米の法規に対応するためのローリスク展開可能な助手席エアバッグ装置、下肢を保護するためのニーエアバッグ装置、改正された北米法規に対応するためのサイドエアバッグ装置の開発・商品化を進めている。
-内、産業用繊維製品事業の研究開発費は861百万円。
シートベルト関係
-現行のロードリミッターの商品力向上に向け、荷重特性安定化品の開発を完了した。また、次世代型の初期乗員拘束性能を高めたプリテンショナー付きリトラクターの開発、及び耐G機構標準装備対応バックルの開発を推進。
エアバッグ関係
-北米の法規に対応するためのローリスク展開可能な助手席エアバッグ装置、下肢を保護するためのニーエアバッグ装置、改正された北米法規に対応するためのサイドエアバッグ装置の開発・商品化を進めている。
設備投資
-2008年3月期は、1,885百万円の設備投資を実施。
-内、産業用繊維製品事業は、1,592百万円。
主に自動車関連製品の生産合理化、生産増強及び開発関連設備の充実のため大阪工場を中心に設備投資を実施。
設備の新設
-内、産業用繊維製品事業は、1,592百万円。
主に自動車関連製品の生産合理化、生産増強及び開発関連設備の充実のため大阪工場を中心に設備投資を実施。
設備の新設
事業の種類別 セグメント |
設備の内容 |
投資予定 金額 (百万円) |
着手年月 | 完了年月 |
完成後の 増加能力 |
大阪工場 (大阪府摂津市) | |||||
防災用繊維製品事業 産業用繊維製品事業 |
防災・パルテム・産業資材・自動車安全部品生産設備の合理化 | 3,451 | 2007年4月 | 2009年3月 | 品質向上を図るため能力の増加はほとんどなし |