(株) ユニバンス 2018年3月期の動向

業績

(単位:百万円)
2018年
3月期
2017年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 58,729 60,024 (2.2) -
営業利益 810 1,130 (28.4) -ユニット事業については、日本拠点における売上減、日本拠点及びアジア拠点における新規製品にかかる立上り費用増により減益。
-部品事業については、日本本社における立上り費用増により減益。
経常利益 518 78 557.7 -
親会社株主に帰属
する当期純利益
356 (398) -

研究開発費

(単位:百万円)
2018年3月期 2017年3月期 2016年3月期
全社 1,337 1,124 1,161
売上高に占める割合 (%) 2.3 1.9 1.8

研究開発体制

-研究開発は商品開発部及び生産技術開発部を中心に実施しており、2018年3月末時点の研究開発スタッフは76名 (総従業員の約4.1%に相当)。

研究開発活動

1) ユニット事業
-ユニット事業内の全ての事業に共通した同社の開発方針として、以下3つの方針をもとに、コスト競争力の高い製品群、高度な制御技術を駆使した高付加価値な新製品の開発を実施。

  • 高度メカトロニクスによる高機能化の追求
  • 地域別に最適な製品とモノつくりの追求
  • 環境性能とコストの両立

<自動車用の変・減速機>
-バン・トラック等の小型、中型商用車向けのマニュアルトランスミッションは、燃費向上、排ガス規制等の環境対応、エンジンの高出力化対応、およびドライバーへの負担軽減をより一層配慮した自動化のための研究開発に取り組んでいる。
-ハイブリッドおよび電気自動車の様々な車両レイアウトに対応した減速機の研究開発を強化。

<四輪駆動装置>
-主力商品であるトランスファーユニットは、グローバルに市場が拡大する中、ピックアップトラック、SUV、CUV用製品の研究開発に重点を置き、ラインアップ化と軽量・コンパクト化を図る開発、および更なる競争力を高める技術開発に取り組んでいる。

2) 部品事業
-燃費性向上やドライバーへの負担軽減を目的とした、無段変速機用の高精度部品の開発を推進している。
-今後は、さらに製品競争力を高めるために、歯車、動力伝達軸、コンパニオンフランジなどのコア製品を中心に、材料・工法技術、および設計要素技術の研究開発に重点的に取り組んでいく方針。また、海外生産の増加に対し、材料を含めた部品現地化を推進。


設備投資額

(単位:百万円)
2018年3月期 2017年3月期 2016年3月期
部品事業 1,674 1,306 1,960
ユニット事業 1,488 4,063 3,401
その他 34 31 6
合計 3,197 5,402 5,367

設備の新設計画

(単位:百万円)

-2018年3月末計画金額は、4,398千円。内訳は以下の通り。

  • 部品事業:2,800千円
  • ユニット事業:1,598千円