Sogefi S.p.A. 2012年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ユーロ)
  2012年
12月期
2011年
12月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 1,319.2 1,158.4 13.9 -
EBIT 62.8 58.5 7.4 -
エンジンシステム部門
売上高 792.6 612.9 29.3 1)
EBIT 39.0 24.4 59.8 -
サスペンション部品部門
売上高 528.6 547.7 (3.5) -
EBIT 32.3 44.1 (26.8) -

要因
エンジンシステム部門

1) 売上高
-2011年に買収したSystemes Moteurs S.A.S.の売上高が2012年通期で寄与し、売上高は前年比29.3%増の792.6百万ユーロとなった。また、北米市場が大幅に成長するとともに、中国、インド市場も拡大を続け、南米市場も安定した成果を出している。

-2012年12月期には、以下のプロジェクトが実施された:
  • インドBangalore工場の生産能力の拡大
  • 中国Wujiangの新工場の建設開始
  • 米国Prichardの生産能力の拡大

開発動向

研究開発費

(単位:百万ユーロ)
  2012年12月期 2011年12月期 2010年12月期
全社 35.9 26.1 20.2

製品開発

複合材料を使用した新型コイルスプリング
-複合材料を使用した新型コイルスプリングを発表した。乗用車および小型商用車のサスペンション用に使用されるもの。このガラス繊維強化プラスチック (FRP) 製コイルスプリングは、従来のスチール製に比べて70%の軽量化を実現する。このFRPコイルスプリングに関して、同社はAudiのニーズに対応する製品を共同で開発。近日発売される同メーカーのモデルに採用される予定。(2012年3月2日付プレスリリースより)

設備投資

設備投資額

(単位:百万ユーロ)
  2012年12月期 2011年12月期 2010年12月期
全社 (有形固定資産) 45.2 36.3 24.3

海外投資

<インド>
-インドのPune地区Chakanにサスペンション部品工場を開設。同社が株式58%、同国の合弁相手Imperial Autoが42%を保有する子会社Allevard IAIにより開設したこの工場は、面積が12,000平方メートル。スタビライザーバーやトーションバーを生産する。まずTata、Mahindra、Fiat、Piaggioに納入し、近い将来には、GM、Renault-Nissan、Fordなどその他顧客のインド・アジア太平洋地域における工場向けにも供給を開始する計画。同社はまた、インド合弁相手のMNRが株式40%を保有するフィルターシステム工場において、MNRと提携し同工場の生産能力を倍増した。この2拠点への投資額はあわせて約10百万ユーロ。今回の投資により、今後5年間でグループの売上額は5%以上増加する見込み。なお、Sogefiは現在、インドにおいて3生産拠点を保有している。Pune工場およびBangalore工場のほかに、2011年後半のSystemes Moteurs買収により取得したGurgaonのエンジン空気冷却システム工場が含まれる。(2012年7月4日付プレスリリースより)