J. Eberspaecher GmbH & Co. KG 2015年12月期の動向
業績 |
(単位:百万ユーロ) |
2015年 12月期 |
2014年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 4,370.8 | 3,598.5 | 21.5 | 1) |
EBITDA | 211.1 | 130.3 | 62.0 | - |
部門別売上高 | ||||
-エキゾーストテクノロジー部門 | 3,845.3 | 3,120.9 | 23.2 | 2) |
-クライメートコントロールシステム部門 | 472.4 | 428.3 | 10.3 | 3) |
-自動車制御部門 | 53.2 | 49.3 | 7.9 | 4) |
要因
1) 全社売上高
-2015年12月期の全社売上高は、前年比21.5%増の4,370.8百万ユーロ。主にエキゾーストテクノロジー部門の売上増が貢献した。
2) エキゾーストテクノロジー部門
-2015年12月期の売上高は、前年比23.2%増の3,845.3百万ユーロ。特にドイツWilsdruff拠点の商用車向け製品やスウェーデンNykoping拠点の売上が伸長した。欧州で乗用車用、また米国で乗用車及び商用車用エキゾーストシステムの需要が拡大したことも売上増に貢献した。
3) クライメートコントロールシステム部門
-2015年12月期の売上高は前年比10.3%増の472.4百万ユーロ。燃焼式ヒーター、電動ヒーター、エアコンシステムなど全ての製品の売上が増加した。
4) 自動車制御部門
-2015年12月期の売上高は、前年比7.9%増の53.2百万ユーロ。既存顧客への販売量拡大、及び新規顧客からの受注が寄与。
研究開発費 |
(単位:百万ユーロ) |
2015年12月期 | 2014年12月期 | 2013年12月期 | |
合計 | 149.6 | 138.2 | 138.0 |
売上高に占める割合 (%) | 3.4 | 3.8 | 4.7 |
研究開発体制
-約700名が研究開発に従事。
研究開発拠点
-研究開発活動は、以下10拠点で実施されている:
- Esslingen (ドイツ)
- Neunkirchen (ドイツ)
- Schwaebisch Gmuend (ドイツ)
- Herxheim (ドイツ)
- Renningen (ドイツ)
- Landau (ドイツ)
- Paris (フランス)
- Novi (米国)
- 上海 (中国)
研究開発活動
-2015年、以下製品および開発プロジェクトに注力:
エキゾーストテクノロジー部門
- Euro 6対応ディーゼルエンジン用技術の開発(モジュラーフラップ、触媒コンバーター等)
- 排気音制御技術 (ActiveSilence、Active Sound)
- 軽量化技術
クライメートコントロールシステム部門
- 燃料ヒーターシステムおよび補機
- Hydronic ウォーターヒーター (同社のエレクトロニクス技術を採用)
- 次世代電動ヒーター (低電圧製品及び電気自動車用)
- バス用電動ヒーター
自動車制御部門
- 車載電力供給安定化システム
- 急速電力貯蔵システム
製品開発
エアコンシステム・部品
-子会社のEberspaecher Suetrakは、ベルギーのKortrijkで開催される 「Busworld」 に同社の電気・ハイブリッドバス向けのエアコンシステムおよび部品を展示すると発表した。展示する製品には、ヒートポンプ付きのルーフトップ型エアコンシステム 「AC 230」、バスのエアコンシステム向けの新型コントロールユニット、電気バス向けの電動型エアコンシステム 「AC 136 G4」、シティバスの運転席および乗員コンパートメント用エアコン「AC 403 E G2」などが含まれる。(2015年8月19日付プレスリリースより)
設備投資額 |
(単位:百万ユーロ) |
2015年12月期 | 2014年12月期 | 2013年12月期 | |
合計 | 123.2 | 142.5 | 134.9 |
-2015年12月期、設備投資額の内訳は以下のとおり。
- エキゾーストテクノロジー部門 83.3%: 複数拠点の生産能力拡大
- クライメートコントロールシステム部門 14.0%: 次世代Hydronic 3ウォーターヒーターシステム用生産設備
- 自動車制御部門 2.7%: ドイツLandau拠点の生産能力拡大