Shanghai Koito Automotive Lamp Co., Ltd. [上海小糸車灯有限公司] 2009年12月期の動向

ハイライト

北部地域新工場計画

- 2009年12月、小糸製作所は、旺盛な中国新車市場の成長を背景に、天津など中国北部地域に4輪車向けランプの新工場建設の検討を開始した。中国およびグローバルの経済状況を見極めて、早ければ2012年度内の稼働を目指す。同社は中国での4輪車向けランプで現地法人3社を展開、年間 300万台のヘッドランプを供給している。現地新車生産量の拡大とともに生産能力の上限に近付きつつあり、新工場の検討を本格的に開始した。新工場は年産50万台、設備投資で50億円を見込む。今後、進出地域、経営形態などについてケーススタディーを行い、10年度内に方針を決定し、12年度に稼働を目指す。(2009年12月28日付日刊自動車新聞より)

開発動向

5カ所の技術センター設立を検討

- 2009年、小糸製作所は、2012年3月期をめどに広州にも本格的な技術センターを開設することで検討に入った。中国ではすでに上海技術センターを擁しており設計・開発の現地化を進めてきたが、近隣も含めれば日系メーカー5社が集まる華南地区に特化した R&D拠点も必要と判断した。実現すれば、同社の技術センターは日本、米国、欧州、上海に次ぐ5拠点目となる。 (2009年9月9日付日刊自動車新聞より)