合弁会社

-Visteonは、中国におけるクライメートシステムの合弁会社である富奥偉世通汽車熱交換(長春)有限公司(FAWER Visteon Climate Control System (Changchun) Co., Ltd. : FVCC)が、四川省成都(Chengdu)に新工場を開設したと発表。同工場ではアルミ製ラジエーターを生産する。FVCCは、Visteonと富奥汽車零部件(FAWER Automotive Parts)の合弁会社で、新工場はFVCCの完全子会社となる。一汽大衆(FAW-Volkswagen)の成都工場のほか、中国南西部の自動車メーカー向けに供給する計画。工場面積は3,700平方メートル(39,800平方フィート)。年産能力は、2013年までに50万ユニットに達する見込み。(2012年4月9日付けプレスリリースより)

-富奥汽車零部件股份有限公司のポンプ業分公司(FAWER Pump Branch Company)は2012年2月8日、米Dayco Products, LLCとウォーターポンプと電磁トランスミッションの合弁会社設立の契約に調印した。同社は合弁により技術を向上させ製品の競争力を高め、市場を拡大させたいとしている。合弁生産する製品は中国市場だけでなく国際市場のニーズにも合うものとする。また双方はエアコンプレッサー用電磁トランスミッション分野や欧米ウォーターポンプアフターマーケットでも提携の意向を示している。(2012年3月8日付けプレスリリースより)

新工場

-2011年8月、富奥汽車零部件股份有限公司と米Tower Internationalの合弁会社「長春塔奥金環汽車製品有限公司 (Changchun Tower Golden Ring Automotive Products Co., Ltd.)」は長春西新経済技術開発区(National Changchun Xixin Economic-Technological Development Area)において長春新工場の建設を進めている。2011年6月20日着工、生産開始は2012年7月となる見こみ。敷地面積は42,343平方メートル。工場建屋面積は12,960平方メートル。パンチプレス6台、溶接ライン8本を設置する。完成後の年産能力はシャーシーASSY 35万台、車体構造部品15万台。(2011年8月2日付けプレスリリースより)

-2011年8月、富奥汽車零部件股份有限公司と独ThyssenKruppの合弁会社「蒂森克虏伯富奥遼陽弹簧有限公司(ThyssenKrupp FAWER Liaoyang Spring Co., Ltd)」は2011年6月16日、蓬莱分公司(Penglai Branch)の開業セレモニーを行った。蓬莱分公司の建設総投資額は1.4億元。年産能力は自動車用板バネ5万トン、重型トラック7万台分となる。製品は一汽解放(青島) (FAW Jiefang (Qingdao)) 、中国重型汽車済南トラック(China National Heavy Duty Truck, Jinan Truck)、包頭北奔重型汽車蓬莱分公司 (Baotou Beiben Heavy-Duty Truck, Penglai Branch)などの山東半島に位置するカーメーカーに供給するほか、南方の自動車メーカーにも供給する計画である。(2011年8月2日付けプレスリリースより)

-デンソーと富奧汽車零部件有限公司の合弁会社天津富奥電装空調有限公司は2011年5月18日、吉林省長春西新経済技術開発区(Changchun Xixin Economic & Technological Development Zone, Jilin Province)で長春分公司の定礎式を行った。総投資額は1.77億元。建築面積は1.6万平方メートル。2012年上半期完成予定。2015年までに自動車用エアコンの年産能力を56万台とし、年間売上高12億元を目指す。長春分公司の建設により四川一汽トヨタ長春豊越、一汽VW、一汽轎車などの顧客に対し近距離で供給することが可能になる。(2011年5月20日付けプレスリリースより)

事業再編

-2011年8月、盛潤集団股份有限公司は株式交換で富奥汽車零部件有限公司を買収する計画。完成後、同社は存続会社として富奥汽車零部件有限公司の資産および負債、事業、従業員を全部受け取る。富奥汽車零部件有限公司の法人資格が廃除され、株主が盛潤集団股份有限公司となる。（2011年8月11日付けプレスリリース）

-2010年9月30日、同社は広東盛潤集団股份有限公司(Guangdong Sunrise Holdings Co., Ltd.)と「再編意向書」を結んだ。それによると広東盛潤は新株発行による株式交換を行い富奥汽車零部件を吸収合併する。合併後、富奥汽車零部件は法人 格を失い、その全ての業務と債権、債務を広東盛潤に譲渡する。但し本件は今後国有資産管理委員会、中国証券監督管理委員会など政府部門の承認を得なければ ならない。なお、寧波華翔電子股份有限公司は現在富奥汽車零部件の株式を2億株(全体の20%)保有しているが、合併再編後の保有株数や評価額はまだ確定 していない。(2010年9月30日プレスリーリスより)

輸出業務

-伝動軸分公司(Fawer Drive Shaft Branch Company)の2010年のロシアKAMAZ向けドライブシャフトの輸出額は100万元だった。2011年は200万元とする計画である。(2011 年3月1日付プレスリリースより)

研究開発体制

-R&Dセンター「富奥汽車零部件有限公司技術中心」を保有。
-合弁会社（一汽光洋公司、一汽法雷奥公司、一汽東機工公司）に自主研究・開発能力のある、R&Dセンターを設立した。

-富奥が自主研究・開発した核心部品は：
　ボディ·コントロール·モジュール（BCM）、新エネルギー車用モーター・コントローラー、新エネルギー車用バッテリマネジメントシステム(BMS)、電池パック、コントローラーなど
-富奥股份およびその傘下の子会社、相関子会社は合計で493名の研究員を有している。

新生産拠点

-富奥汽車零部件股份有限公司と独ThyssenKruppの合弁会社「蒂森克虏伯富奥遼陽弹簧有限公司(ThyssenKrupp FAWER Liaoyang Spring Co., Ltd)」は2011年6月16日、蓬莱分公司(Penglai Branch)の開業セレモニーを行った。蓬莱分公司の建設総投資額は1.4億元。年産能力は自動車用板バネ5万トン、重型トラック7万台分となる。工事は2期に分け、初期工事が既に開始した。（2011年8月2日付けプレスリリース）　　　

-デンソーと富奧汽車零部件有限公司の合弁会社天津富奥電装空調有限公司は2011年5月18日、吉林省長春西新経済技術開発区(Changchun Xixin Economic & Technological Development Zone, Jilin Province)で長春分公司の定礎式を行った。総投資額は1.77億元。建築面積は1.6万平方メートル。2012年上半期完成予定。2015年までに自動車用エアコンの年産能力を56万台とし、年間売上高12億元を目指す。(2011年5月20日付けプレスリリースより)