Guizhou Guihang Automotive Components Co., Ltd.[貴州貴航汽車零部件股份有限公司] 2020年12月期の動向

業績

(単位:百万元)
  2020年12月期 2019年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 2,236.11 2,208.00 1.27

-自動車電子機器スイッチの生産・販売量が前年比増となったほか、新規受注増となり増収。

営業利益 189.65 145.05 30.75 -コスト削減及び効率化対応により前年比増益。
経常利益 184.31 156.85 17.51
純利益 161.89 146.19 10.74

子会社動向

同社拠点を子会社として設立
-紅陽分公司(支店)の登記を抹消し、貴州紅陽密封件有限責任公司として設立すると発表。子会社とすることで自主性と競争力を強化し、発展を狙う。今回の子会社化によって所在地や経営範囲の変更はない。登録資本金は10百万元。紅陽分公司(支店)の2020年12月期業績は、売上高30,051.08万元、純利益35.08万元だった。(2021年3月18日付けリリースより)

受注

-2020年以降、子会社貴陽万江航空機電有限公司が受注した案件は次の通り。

自動車メーカー 製品
奇瑞 T1D右ハンドルフロントワイパーシステム、T19Cリアワイパーシステム
一汽紅旗 C001リアワイパーシステム
北汽越野車 B60Vフロント/リアワイパーシステム
一汽VW B-MAINフロント/リアワイパーアームASSY
上汽大通 MIFAプラットフォームSPX1モデル左ハンドルフロント/リアワイパーシステム、右ハンドルフロント/リアワイパーシステム
上汽VW AERO-Bフロント/リアワイパーアームASSY
NEOフロントワイパーアームASSY、リアワイパーアームASSYの開発権
吉利 新型プラットフォームEF1Eリアワイパーシステム

 

-子会社貴陽万江航空機電有限公司は、上汽VW上海工場が3月8日、新型「ラヴィダ(Lavida、朗逸)」のワイパーシステムを同社製品とした旨発表した。昨年5月に長沙工場もラヴィダのワイパーシステムを万江に切り替えている。今回の受注により、同社は全てのラヴィダ向けにワイパーシステムを供給することとなる。(2021年3月12日付けリリースより)

-子会社貴州貴航汽車零部件股份有限公司永紅散熱器公司[Yonghong Radiator Company, Guizhou Guihang Automotive Components Co., Ltd. ]は、SAIC-GM Wuling社のトランスミッションオイルクーラーの外付け積層真空ろう付け品を受注した。受注したギアボックスはSAIC-GMのBuick code GF6-CVTギアボックスと同じく、Wuling RS5(1.5T、SUV)へ搭載、またWuling 1.5Tプラットフォームモデルにも拡大される予定。

2021年12月期の見通し

-2021年、売上高は24.7億元、総利益は2.5億元を見込む。

研究開発費

(単位:百万元)
年度 2020年12月期 2019年12月期 2018年12月期
研究開発費 88.62 90.51 129.00
対売上高比率(%) 3.96 4.10 4.61

-2020年12月31日現在、447名の研究開発人員が在籍。全従業員の9.61%を占める。