BMW:2013年は過去最高の販売台数を見込む
サブブランドBMW iとUKLプラットフォームを導入
2013/10/25
- 要 約
- BMW Groupの目標と2013年の見通し
- BMW Groupのモデル計画
- 生産体制や開発体制の強化
- 環境対応・テレマティクス・自動運転への取り組み
- 販売台数:北米・アジア地域が販売台数増加に貢献
- 業績:2013年通年の税引き前利益は前年と同水準を見込む
- LMC Automotive 生産予測:BMW Groupの生産台数は2016年に239万台へ
要 約
2013年1~9月のBMW Groupの販売台数は、143.6万台と、前年を7.5%上回り、通年でも過去最高の販売台数達成を見込む。また、BMWは2016年に200万台販売という目標を掲げている。目標達成のために、積極的なモデル投入を行い販売台数増加を狙う。
生産拠点としては、米国、中国、英国の生産能力を増強。新興国では現地組み立てやサービス、販売拠点を設立・強化して、生産と販売体制の整備を進める。本国ドイツでは、サブブランドであるBMW iの生産体制を整える。
BMWは環境対応面でも、EUの規制値である、2020年までの、自動車1台あたりのCO2排出量95g/km以下達成を目標としている。 EV BMW i3やPHV i8などの投入の他、英国ではEV充電インフラ供給会社への投資、中国ではEVのテストなどを実施する。またトヨタとの戦略的提携で2020年までにFCVシステムの実用化に向けて共同研究を進める。
LMC Automotive社は2013年のBMWのLight Vehicle(乗用車+6.0t以下の商用車)の販売台数は5.6%増の189万台になると予測。2016年には、2012年比で33.8%増の239万台到達を見込む。最も販売台数が増加する地域は中国で、2016年には2012年比で81.2%増の60.8万台になると予測。LMC Automotiveは「中国で生産されるBMW車が、近年の販売台数増加の勢いを保ち続けるだろう。」とコメントしている。
関連レポート:
・フランクフルトモーターショー:
BMW:EV i3とPHV i8の量産モデル、新型X5、4 Series Coupeを披露 (2013年9月掲載)
・欧州6社2013年上半期実績と通期見通し:独3社は世界販売記録更新を見込む (2013年8月掲載)
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。