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タイの日系部品メーカー (1):生産拠点、開発拠点の新設

アドヴィックス、市光、澤藤電機、ジヤトコ、新神戸電機、トープラ等が新生産拠点を構築

要 約

 以下は、タイにおける日系自動車部品メーカーの新生産拠点構築、開発拠点新設等の動きである (収録対象は、2012年 6月中旬までの約 1年間)。

Thailand Map タイの自動車生産は 2011年秋の大規模洪水で一時低下したが、洪水から復旧後は急回復しており、2012年 1-5月は前年同期比 28.5% 増の 84.4万台となった。タイ国工業連盟 (FTI) は 2012年通年予想を前年比 51% 増の 220万台とし、過去最高だった 2010年の 165万台を大幅に上回る見込みとしている (2012年 5月発表)。また、2014年には 243万台に達し、世界の自動車生産国10位以内に入ることを目標としている。

 完成車メーカーの最近動向では、スズキと三菱自動車が新工場を建設し、2012年春からタイ政府が推進する Eco-Car 事業の認定車を生産。洪水被害を受けたホンダは、3月末に生産を再開した。トヨタは Gateway 工場に第 2工場を建設し、2013年央に稼動する計画。マツダと Ford は合弁工場の生産能力を増強。Ford は独自に乗用車工場を新設し、2012年 6月に生産を開始した。

 完成車メーカーの生産拡大に加え、周辺国への部品輸出拠点としても重要なタイでは、洪水発生後も日系部品メーカーの動きが活発である。2011年秋の洪水で浸水したのは、バンコク北方にある Ayutthaya 県を中心とした 7工業団地だが、新たにタイに進出するメーカーの大半は、洪水リスクの低いバンコク東方の Chonburi 県や Rayong 県に拠点を構築している。

 なお、既存生産拠点の生産能力増強や生産品目拡大の動きについては、近く掲載する "タイの日系部品メーカー(2)" に収録する。

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ASEAN (インドネシア、ベトナム、マレーシア他) 編 (2012年6月)中国(東北/華北地区)編 (2012年5月)

インド編 (2011年12月)メキシコ/ブラジル編 (2011年12月)欧州編 (2011年11月)米国編 (2011年8月)

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