米国の日系部品メーカー :需要拡大に備え、生産能力拡充へ
トヨタ紡織、NTN、FCC、小糸製作所、タチエス、トヨタ車体、日本電産などの動向
2011/08/10
- 要 約
- 米国 生産拠点の構築・増強:トヨタ車体・トヨタ紡織が2011年秋に新工場稼働
- 米国 事業体制の効率化:現地子会社の統合・解散が続く
- 米国 提携など:タチエスはJohnson Controls社と資本業務提携、日本電産はEmersonのモーター事業買収
- カナダ:ショーワは電動パワーステアリングをカナダで生産
要 約
米国の自動車販売(乗用車、小型トラック)は、2010年には前年比10.0%増の1,155.9万台と経済危機の影響を受け低迷した2009年から回復を示した。2011年に入ってからも、東日本大震災の影響で販売減を余儀なくされたトヨタ・ホンダなど日系メーカーを除いて、販売は好調を維持しており、2011年1-7月の販売台数(同)は739.3万台と前年同期比9.2%増となっている。
需要増を踏まえ、GM、Ford、トヨタ、VWなどの自動車メーカーは、米国で新工場稼働や投資の動きを活発化させおり、サプライヤーも対応を迫られている。
以下は、活発化しつつある、米国(カナダを含む) における日系自動車部品メーカーの最近動向である (収録対象は、2011年 8月上旬までの約 1年4カ月間)。
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