GMの欧州事業:2011年は収支均衡達成ならず、2016年利益目標は10億Euro

Opelは新型Zafira Tourerやプレミアムミニカー、Chevroletは新型Malibuを投入

2012/01/13

要 約

 GMは、2011年までに欧州部門の収支均衡 (再編費用差し引き前EBIT) を目標として、欧州子会社 Opel/Vauxhallの生産能力を約20%削減する等、再編計画を進めてきた。だが、欧州地域の経済低迷により売り上げが伸び悩み、2011年11月、同年内の収支均衡は達成できないと発表した。今後、ラインアップの若返りとコスト削減をさらに進め、早期の黒字化を目指す。

 Opel/Vauxhallは、2014年までに30車種の新型車・一部改良車を投入し、2016年の利益10億Euro、売上高利益率5%、欧州での市場シェア8.5% (2010年は6.2%)の確保を目標としている。

 Chevroletブランドは、欧州市場でのセグメントカバー率を引き上げ、欧州での販売台数を、2016年には現行の約2倍の100万台とすることを目標としている。欧州市場シェアは2010年の2.5%から、中期的には4-5%に引き上げる計画。

関連レポート:欧州 GM (2010年11月掲載)、 GM の中国事業 (1:2011年7月掲載)/(2:2011年8月掲載)
                     上海汽車 (2011年6月掲載)、 GM (全社) (2011年3月掲載)

このレポートは有料会員限定です。 残り 6 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。