VWのすべて

 EV・自動運転
 生産拠点一覧
検索条件が指定されていません
カーソルを合わせてクリックすると拠点概要が表示されます
 ニュース
2024年04月26日(金)

・アウディは4月23日、バッテリー技術を強化し、効率的な走行モードを搭載した改良型の電気SUV「Q7」と「Q8」のプラグインハイブリッド(PHV)バージョンを発表した。

・いずれのモデルも、3.0L 6気筒オットーエンジン、130kWの電気モーター、トランクフロア下に新型液冷式リチウムバッテリーを搭載。「55 TFSI e quattro」のシステム最高出力は290kW、最大トルクは600Nmで、0-100km/h加速は5.7秒。一方、「60 TFSI e quattro」のシステム最高出力は360kW、最大トルクは700Nmで、0-100km/h加速は5.0秒。電子制御による最高速度は両モデルとも240 km/h、EVモードでは135 km/hである。

・バッテリーは各70Ahのセル17個をスタック内に収め、6つのスタックを並べることで追加のハウジングを使用しないコンパクトな設計を採用し、最大容量25.9kWhとした。市街地でのEVモードの航続距離は最大90km。最大7.4kWで充電し、約3時間45分で100%に達する。

・ライトシグネチャー付デジタルデイタイムランニングランプ、Sライン・エクステリア、Mode 3充電ケーブルなどを標準装備。両モデルとも2024年4月末に発売される。価格は、「Q7 55 TFSI e quattro」 が 8万5,500 ユーロから、「60 TFSI e quattro」 が 9万6,000 ユーロから、「Q8 55 TFSI e quattro」が 9万2,900 ユーロから、「Q8 60 TFSI e quattro」が 10万3,200 ユーロからとなる。

Based on Audi press release (1/ 2)

2024年04月26日(金)

・アウディは4月25日、プレミアム電動モビリティへのシフトを目指しポルシェと共同開発した電気自動車(EV)用プラットフォーム「Premium Platform Electric (PPE)」をベースにした新型ミッドサイズ電気SUVの「Q6 eトロン(Q6 e-tron)」シリーズを発表した。さらに、中国市場向けにロングホールベースにカスタマイズされ、長距離走行機能が強化された新型「Q6L eトロン(Q6L e-tron)」を発表した。

・「Q6L eトロン」には、後輪駆動バージョン(255 kW)と四輪駆動バージョン(345 kW)が設定されている。パワフルな電気モーターと新開発の107 kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、CLTCモードでの航続距離は700 km以上。800V技術により、急速充電ステーションでは10分間で走行距離260km分を充電でき、10%から80%まで25分間で充電可能。

・新開発のEnd-to-Endエレクトロニック・アーキテクチャー(E3 1.2)を搭載し、アダプティブ・ドライビングアシスタントプロやパーキングアシスタントプロなど、中国独自の運転支援システムを採用。デジタルOLEDリアランプは初めて周囲と通信できるようになり、接近検出やコミュニケーションライトなどの安全機能もアップグレードされ、事故や故障を他の道路利用者に警告する。

・車体サイズは、全長4,884mm、全幅1,965mm、全高1,687mm、ホイールベースは2,995mm。アウディはまた、アクティブデジタルライトシグネチャーと第2世代のデジタルOLEDリアランプも導入した。

・アウディと中国第一汽車集団(FAW)の合弁メーカー、奥迪一汽新能源汽車(Audi FAW NEV)は、2024年末までに、PPEベースの3モデルの最初のモデルとなる「Q6L eトロン」の生産を長春の新工場で開始する。顧客への納車は2025年に開始される予定となっている。上海汽車(SAIC)との提携では、アウディはインテリジェント・コネクテッドBEVモデルを開発し、中国での存在感を高める計画。

・アウディはまた、ポルシェと共同で中国における充電インフラも拡大する。このパートナーシップは、顧客にプレミアムなeモビリティ体験を提供することを目的としており、アウディとポルシェの顧客に、中国50都市で900カ所以上の急速充電ポイントへのアクセスを提供する。

Based on Audi press release (1/2/3)

2024年04月26日(金)

・VWグループは4月24日、北京モーターショーにグループ全体で44モデルを出展し中国の顧客へのコミットメントを示すと発表した。初公開となるのは、アウディ「Q6L e-tron」、ランボルギーニ「ウルス(Urus)」、ポルシェ「タイカン4 (Taycan 4)」中国仕様車、ベントレー「バトゥール(Batur)」、VW「ID. CODE concept」および「ID. UNYX」など11モデル。

・また北京で同日に開催した投資家向けイベント「China Capital Markets Day 2024」において、VWグループは中国市場での成長戦略を説明した。「In China, for China (中国で、中国のために)」戦略を掲げ、中国市場の変化にあわせたスピードで中国の顧客向けのスマートなコネクテッドカーに焦点を当て、市場全体にわたる商品投入を加速させる。

・中国におけるエントリーレベルのコンパクトカーセグメントで、2026年までに現地の競合モデルと同等の価格の実現を目指す。このセグメントは将来中国市場の半分以上を占めると見込まれる。VWグループは2026年までに40%のコスト削減を目指し、VWブランドでCMPプラットフォームをベースとした電動化ポートフォリオを拡大していく。

・小鵬汽車(XPeng)などと協力して開発する中国向けE/Eアーキテクチャ「China Electrical Architecture (CEA)」の導入により、デジタルアーキテクチャはさらに標準化が進み、より高いコスト効率と開発スピードの向上が実現する。安徽省合肥市の研究開発拠点「Volkswagen Group China Technology Company (VCTC)」を拡充することで中国向け新型車の市場投入までのリードタイムを30%短縮し、市場の動きに合わせた迅速な商品投入が可能になる。

・中国における自動運転技術の革新は加速しており、レベル3以上の自動運転の比率は2030年までに56%に達すると予想される。VWはこの分野における営業利益を2027年までに20億ユーロ超、2030年までに30億ユーロに引き上げる計画。2030年までに中国で400万台の販売とマーケットシェア15%、販売台数の半分を電気自動車(EV)にするという野心的な目標を掲げている。

・VWは中国において今後3年間で40の新型車を発売する計画で、その半分を電動化モデルとする。これには小鵬汽車および上海汽車とのパートナーシップによる少なくとも8モデルの中国専用EVやCMPプラットフォームをベースとしたモデルが含まれる。2030年までに30モデル超のEVを投入する。

・VWグループは中国において外資自動車メーカーのリーダーの座を維持し、市場でトップ3に入ることを目指している。中国乗用車市場は2030年までに2,800万台超に拡大し、新エネルギー車(NEV)の比率は75%に達すると予想される。VWは技術の優れた内燃エンジン(ICE)車と拡大するNEVラインナップを組み合わせて投入し、利益率の高いICEからの収益をインテリジェント・コネクテッド・ビークルへの投資に充てていく。

Based on Volkswagen press release (1/ 2)