・トヨタは4月25日、米国インディアナ州プリンストン(Princeton)工場に14億ドルを投資すると発表した。これにより、最大で340人の新規雇用が創出され、同州への総投資額は80億ドルとなる。
・今回の投資は、新型電気自動車(EV)の生産ラインを整備するためのものとなる。他にも、2025年に稼働開始予定の、総投資額約139億ドルのバッテリー工場(Toyota Battery Manufacturing, North Carolina:TBMNC)から供給されるバッテリーセルを使用したバッテリーパック組立ラインを追加するためにも、投資の一部を振り向ける。
・プリンストン工場では7,500人以上の従業員が、トヨタ「シエナ(Sienna)」、「ハイランダー(Highlander)、「グランド ハイランダー(Grand Highlander)」、レクサス「TS」の生産に従事している。
・今回の発表は、米国市場向けの3列シートの新型電気SUVの組立てのために、ケンタッキー州ジョージタウン(Georgetown)工場に13億ドルを投資するとの発表に続くもの。
・トヨタは2021年以降、電動化のため、米国に累計186億ドルの新規投資を発表している。
・今後も市場ごとに異なる事情に合わせて多様な選択肢(ICE、HV、PHV、FCV、EV)を提供していくマルチパスウェイ・アプローチを採用するとし、EV需要が減速する一方でHV/PHV人気が高まっている状況を踏まえると、有益性が高いとしている。