・ステランティスは4月23日、オペルがドイツ・アイゼナハ(Eisenach)工場でCセグメントクロスオーバーSUVの新型「グランドランド(Grandland)」を生産すると発表した。同モデルには、オペルで初めてSTLA Mediumプラットフォームをベースとする電気自動車(EV)バージョンが設定される。
・「グランドランド」を生産するアイゼナハ工場には1億3,000万ユーロが投資され、マルチエナジーおよびSTLA Mediumプラットフォームに対応するための改修、車体工場の自動化、コンベアシステムの更新、詳細検査用の高度なカメラシステムの設置など、生産のアップグレードが行われた。新たなバッテリー工場は、リュッセルスハイム(Russelsheim)工場での経験からトレーニングを受けた高電圧の専門家とともに、「グランドランド」のEVバージョン向けのバッテリーパックを施設内で組み立てるために設立された。
・アイゼナハ工場は、グリーン電力を供給するため、14ヘクタールのソーラーパークの設置を計画している。また、1.5メガワットのヒートポンプが同工場の熱供給を補う予定。アイゼナハ工場のサプライチェーンの再編には、二酸化炭素排出量を削減するため、特にトルコと英国への長距離輸送でドイツ鉄道を利用した鉄道輸送の増加が含まれる。