|
|
・中国の複数メディアは3月16日、江鈴集団が自動車電子部品などを手掛ける北京経緯恒潤科技股份有限公司(Beijing Jingwei Hirain Technologies Co., Ltd.、以下、経緯恒潤)と共同出資により、自動車エレクトロニクス製品や車載バッテリーパックを生産する工場の建設を、江西省南昌市に位置する南昌県小藍経済開発区で開始したと報じた。
・同プロジェクトの総投資額は約30億元。自動車エレクトロニクス製品、新エネルギー車(NEV)用バッテリーパックの研究開発拠点と生産工場を建設する。第1フェーズ完成後は自動車エレクトロニクス製品100万セットとNEV用バッテリーパック5GWhの生産能力が形成される。
複数メディアの報道に基づく
・広州汽車(GAC Motor)のフィリピン販売代理店であるAstaraは2月6日付のSNSで、フィリピンにおける江鈴(JMC)ブランドのピックアップトラックの配給会社に選定されたことを発表した。
・Astaraは、フィリピンにおける江鈴ブランドのピックアップトラックの配給会社として、強固なディーラー網の構築、ピックアップセグメントにおけるリーダーシップの獲得、ブランドイメージの向上と商品力強化のための効果的な戦略を実施していくとしている。
・今回の提携事業は江鈴汽車との協力関係を強化するものであるという。2019年に提携を開始して以来、両社はチリ、ボリビア、コロンビアで江鈴ブランド車の事業を成功させてきた。今回の提携はまたAstaraにとって、2021年に開始した東南アジアにおける戦略的な事業拡大を強化するものとなるとしている。
(From Astara press release and social media updates on February 6, 2024)
・江鈴汽車は12月20日、フォードのミッドサイズピックアップトラックのグローバルモデル「レンジャー(Ranger、遊騎俠)」を雲南省昆明市で発売したと発表した。全8モデル設定され、価格は14.58万元-26.48万元。ディーゼルモデルはガソリンモデルに4,000元加算される。
・「レンジャー」は二輪駆動、TOD四輪駆動、EMODインテリジェントフルタイム4WDを採用し、6速MTまたは8速マニュアルモード付ATを組み合わせる。ガソリンバージョンは2.3L EcoBoostエンジンを搭載し、最高出力は190kW、最大トルクは450Nm。ディーゼルバージョンは2.3Lターボ PUMAエンジンを搭載し、最高出力は137kW、最大トルク470Nm。一部のモデルには前後2つのデフロック、全地形管理システム(TMS)を配する。
・全グレードにクアルコム(Qualcomm)の8155チップを標準装備し、一部のモデルにはフォードの運転支援システムCo-Pilot360が搭載され、最上級モデルのみ自動運転レベル2.9のNGAパイロット運転支援システムを搭載する。
・車体サイズは、全長5,370/5,410mm、全幅1,918mm、全高1,880mmで、ホイールベースは3,270mm。荷台サイズは、長さ1,458×幅1,584×高さ529/545mmで、フレキシブルな拡張性がある。
江鈴汽車のWechat公式アカウント、フォード中国の公式サイト情報、モデル情報1/2に基づく
