・フォードは4月24日、2024年第1四半期の決算を発表した。グローバルの卸売台数は前年同期比1%減の104万5,000台、売上高は同3%増の428億ドル、調整後EBITは6億ドル減の28億ドルの黒字だった。純利益は4億ドル減の13億ドルの黒字となった。
・事業別では、ガソリン車やハイブリッド車(HV)を扱うフォード・ブルー(Ford Blue)は、卸売台数が前年同期比11%減の62万6,000台で、売上高は同13%減の218億ドル、EBITは前年より17億1,800万ドル減の9億500万ドルだった。
・電気自動車(EV)を扱うフォード・モデルe (Ford Model e)は、卸売台数が前年同期比20%減の1万台で、売上高は同84%減の1億ドル、EBITは13億2,000万ドルの赤字で前年同期より5億9,800万ドル悪化した。
・商用車やサービスを扱うフォード・プロ(Ford Pro)は、卸売台数が前年同期比21%増の40万9,000台で、売上高は同36%増の180億ドル、EBITは前年同期より16億4,200万ドル多い30億800万ドルだった。重量級のフルサイズピックアップトラック「Fシリーズ スーパーデューティ(F-Series Super Duty)」やフルサイズバン「トランジット(Transit)」の需要増が貢献したという。
・フォードは2024年通期のEBIT見通し(110~120億ドル)を据え置いた。事業別でもフォード・ブルーが70~75億ドルの黒字、フォード・プロが80~90億ドルの黒字、フォード・モデルeは50~55億ドルの赤字に変更がなかった。