・中国一汽は4月18日、紅旗ブランドの技術発展に向けた戦略「SIGHT(洞察) 531」を発表した。
・SIGHT(洞察)とは、紅旗ブランドの5つのDNAである安全性(Safety_security)、インテリジェント(Intelligence)、グリーン(Green)、健康(Health)、美しさ(Taste)を表している。
- 安全面では、紅旗ブランドは熱暴走ゼロ、発火ゼロ、高絶縁性を備えた安全なバッテリーの開発に注力する。2026年までにバッテリーボックスの耐衝撃エネルギーが700ジュール(拳銃弾の運動エネルギーの1.6倍に相当)より大きくなることを目指す。
- インテリジェントでは、紅旗ブランドが開発したミリ秒レベルの制御、広帯域応答のアクティブサスペンション2.0は2024年に業界初公開され、「紅旗C801」モデルに搭載予定。2026年、紅旗ブランドはアクティブサスペンション3.0をリリース予定で、1㎝走行毎に防振調節を迅速に行うことができる。
- グリーンに関しては、紅旗ブランド最新の高効率電気駆動システムの最高効率96%を達成し、電気駆動システムの出力密度を3.2kW/kgとする。
- 健康への配慮では、4月に発売予定の「紅旗H9」には環境にやさしいナノイオニクスレザー技術が世界で初めて量産車に使用され、車内のホルムアルデヒド「ゼロ」、無臭を実現する。
- デザインの美しさについて、紅旗ブランドは故宮博物館と提携し、中国の古典的な建築美の魅力と最先端の科学技術を組み合わせ、紅旗製品のデザインに融合させている。また、紅旗ブランドは敦煌研究院とも提携し、最新のデザイン成果を2024年内に順次発表する予定。
・また、中国一汽は紅旗ブランドの3大技術プラットフォームを発表した。「紅旗・天工」電気自動車(EV)向けプラットフォーム(HME)はコンパクトサイズから中大型のEVモデルをカバーする。「紅旗・鴻鵠」ハイブリッド車(HV)向けプラットフォーム(HMP)はコンパクトサイズから中大型のHVモデルをカバーする。「紅旗・九章」インテリジェントプラットフォーム(HIS)は高水準のAIを活用したモビリティを実現するという。