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2024年04月25日(木)

・北汽集団傘下の新エネルギー車(NEV)ブランドARCFOX (極狐)は4月23日、新型のミッドサイズ高性能EVセダン「αS5」の予約販売を開始した。全2グレードが設定され、価格はそれぞれ21.98万元と19.98万元。

・「αS5」は量産モデルとして優れた空気抵抗Cd値0.1925を実現した。車体サイズは全長4,820mm、全幅1,930mm、全高1,480mmで、ホイールベースは2,900mm。

・800V SiC急速充電プラットフォームをベースに、2.6Cの急速充電バッテリーパックを採用する。航続距離は708kmと650kmの2つのバージョンを提供する。708km版は永久磁石同期モーター(最高出力200kW、最大トルク360Nm)を搭載する。駆動方式は二輪駆動で、0-100km/h加速は6.8秒となる。650km版はフロントに永久磁石同期モーター、リアに交流誘導モーター(総合出力390kW、総合トルク690Nm)を搭載する。駆動方式は四輪駆動で、0-100km/h加速は3.7秒となる。最高時速はともに180km/h。

・15.6インチのHDタッチパネル、68インチのAR-HUDを装備し、クアルコムのSnapdragon 8155車載チップを搭載し、レベル2+の運転支援システムを提供する。このほか、50Wの携帯電話ワイヤレス充電、キーレスエントリーなどの機能を標準装備する。

北汽ARCFOXのWeChat公式アカウントモデル情報に基づく

2024年04月24日(水)

・北汽集団は4月20日、技術イベント「BAIC×TECH」を北京で開催し、2030年までに研究開発に1,000億元超を投入すると発表した。計画に基づき、2025年までに技術のアップグレードを実現し、2028年までに重点分野でのブレークスルーを実現し、2030年までにコア技術が世界トップレベルを目指すとした。スマート運転、スマートコックピット、電気制御、電気駆動、ハイブリッド車(HV)、バッテリー、オフロード車の中核技術など7つの分野で重点的に研究を進めるという。

・また、北汽グループは北汽ARCFOXと北京汽車の2つの乗用車ブランドを、北京モーターショー2024に出展予定とした。コンパクトオフロードSUV「BJ30」電気自動車(EV)バージョン、ミッドサイズSUVの新世代「BJ40」、ミッドサイズのオフロードSUV「BJ60」EVバージョン、高性能EVセダン「αS5」などの人気モデルを含む19モデルを展示する予定。

・また、技術展示ブースを特設し、デジタル化ハイエンドEVプラットフォーム「北極星」、電気駆動プラットフォーム「魔核」、身体性を有するAI (Embodied AI)、高演算力スマートコックピットなどの中核技術を展示する。

北汽集団のWechat公式アカウントに基づく

2024年04月15日(月)

・北汽集団傘下の新エネルギー車(NEV)ブランド北京藍谷極狐汽車科技有限公司(ARCFOX、中国名:極狐)は4月11日、「ダーウィンシステム(Darwin system、達爾文系統) 2.0」を発表した。このシステムは以下の7つの技術を統合したものである。

  • 安全性 : 6つのセキュリティシールドを備え、以下を実現。360度のアクティブセーフティ、グローバル基準を超える衝突基準、最速での救援、高圧でも安全のゼロリスク、金融レベルの情報セキュリティ、全ライフサイクルで衰えない安全性能を維持。
  • ウェルネス : 5項目の業界一のオリジナル技術で99.99%除菌、抗ウィルス、ダニ駆除、アルデヒド除去、ベンゼン除去を実現。
  • バッテリー:5Cの急速充電バッテリー「極光電池」を投入。自然発火ゼロの安全性、低下ゼロの耐久性、簡便で速い充電、冬季でも15分で80%充電といった特性を備える。このほか、ワイヤレス充電に対応するモデルを投入し、2025年に量産を実現する計画。
  • パワー:全域800V SiC高圧アーキテクチャを採用し、発熱の少ない、放熱の速い第4世代デュアルモーターを組み合わせる。総出力は530PSを超え、0-100km/h加速はポルシェ911に匹敵する3.7秒を実現。
  • コックピット:7.1.4パノラマサウンドスピーカーを採用。2kW以上の大出力およびアクティブノイズキャンセリング技術を備え、6Aのコンフォートレベル認証を取得したベルベットシートを配する。
  • シャシー:フルシーン対応のシャシーチューニングを通して、インテリジェントブレーキ、インテリジェントステアリングなどのインテリジェント機能を統合し、各種の使用環境に容易に対応する。
  • スマート化:新世代スマートコックピット用「霊智OS」を搭載する。3つのLiDAR、計34個の高性能センサーなどを備え、演算性能は400TOPSに達し、車‐クラウドのエコシステムを構築してあらゆるニーズに対応する。

・北汽ARCFOXはまた、「ダーウィンシステム2.0」を搭載する新しいプラットフォーム「北極星」を発表した。同プラットフォームは北汽集団がIMCアーキテクチャを基に自主開発した初のハイエンドフラグシップ電気自動車(EV)向けのプラットフォームで、主にミッドサイズ以上の中・高級車に採用する。

北汽ARCFOXのWeChat公式アカウント1/2に基づく