Golf (VW)

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2024年04月15日(月)

・VWは4月12日、ドイツ・ヴォルフスブルク(Wolfsburg)工場でCセグメント5ドアハッチバックの改良型「ゴルフ(Golf)」の生産を開始したと発表した。

・第8世代となる改良型「ゴルフ」の主な変更点として、プラグインハイブリッド(PHV)バージョンが設定された。PHVバージョンのEVモードでの航続距離は100km超、総合モードでの航続距離は約1,000kmとなる。PHVバージョンの追加は、既存のパワートレインであるTSI、TDI、eTSIマイルドハイブリッドを補完するもので、PHVバージョンにはDC急速充電機能も搭載されている。

・「ゴルフ」はヴォルフスブルク工場で最も多く生産されているモデルで、その累計生産台数は2,000万台以上にのぼる。2位は「ビートル(Beetle)」で約1,200万台、3位は「ティグアン(Tiguan)」で350万台弱が生産されている。

(VW press release on April 12, 2024)

2024年03月14日(木)

・VWグループは3月13日、2024年の見通しを発表した。同グループはエレクトロモビリティとデジタル化を優先する一方で、新車販売やコスト削減、グループ内でのシナジーの活用、特に北米におけるポジショニングの強化等に注力する。

・VWの戦略的投資計画は競争力の向上、魅力的な成長市場での拡大及び製品ポートフォリオの拡充を目指す。2025年から2029年までの投資額の上限は1,700億ユーロで、主に新製品、地域における成長、バッテリー事業及びハイブリッド内燃エンジンに振り向ける。

・高級車向けPPEプラットフォームの導入は性能、柔軟性、そしてスケーラビリティに対するVWのコミットメントを裏付けるものである。ポートフォリオは2024年に「ゴルフ(Golf)」、「ティグアン(Tiguan)」、「パサート(Passat)」、「オクタビア(Octavia)」及び「シュペルブ(Superb)」等の人気モデルを中心に大規模なアップデートを行い、一部に先進的なハイブリッド技術を採用している。新型EVモデルには、ポルシェの「マカン(Macan) EV」、アウディの「Q6 e-tron」、VWの「ID.7」、「ID.7ツアラー(Tourer)」、「クプラ タバスカン(CUPRA Tavascan)」及び「ID. Buzz」等があり、VWグループの製品ラインナップを強化する。

・2024年は、好調なプラットフォームと強固なオペレーションに支えられ、30を超える新商品の発売が予定されている。VWグループはバッテリー事業と地域的強化へのさらなる投資を計画している。ソフトウェア部門のCARIADは、将来的なソフトウェアアーキテクチャへの投資が原因で営業損失を計上した一方で、ポルシェの「マカンEV」やアウディの「Q6 e-tron」のような主力商品の発売に注力している。

・VWグループのサステナビリティ戦略は全ての車両セグメントを通じて最も野心的な電動化戦略の一つで、2040年までに世界中の全ての生産拠点でカーボンニュートラルなバランスシートの実現を目指す。

Based on Volkswagen press release

2024年03月06日(水)

・英国自動車工業会(SMMT)が3月5日に発表した2月の乗用車の新車登録台数は、前年同月比14%増の8万4,886台となった。1-2月累計では前年同期比10.3%増の22万7,762台となっている。

・2月の乗用車の販売台数をブランド別にみると、VWが13.3%増の7,724台(マーケットシェア9.1%)、BMWが65.5%増の5,911台(同7.0%)、フォードが14.7%減の5,845台(同6.9%)、アウディが11.8%増の5,176台(同6.1%)、Vauxhallが13.2%減の4,784台(同5.6%)などとなっている。

・モデル別では1位がフォード「プーマ(Puma)」で2,535台、2位がVW「ゴルフ(Golf)」で2,203台、3位がVW「Tロック(T-Roc)」で1,986台、4位が起亜「スポーテージ(Sportage)」で1,948台、5位がアウディ「A3」で1,835台だった。

・使用燃料別では、ガソリン車が13.3%増の4万8,001台(シェア56.6%)、電気自動車(EV)が21.8%増の1万4,991台(シェア17.7%)、ハイブリッド車(HV)が12.1%増の1万801台(シェア12.7%)、プラグインハイブリッド(PHV)が29.1%増の6,098台(シェア7.2%)、ディーゼル車が7.4%減の4,995台(シェア5.9%)となった。

・販売先別では、個人向けが2.6%減の2万8,630台(シェア33.7%)、フリート向けが25.2%増の5万4,740台(シェア64.5%)、ビジネス向けが15.5%増の1,516台(シェア1.8%)だった。

・2月、英国の乗用車の新車登録台数は19カ月連続で増加し、同月として2004年以来20年ぶりの過去最高となった。主にフリート向けとビジネス向けがけん引した。

・なお、2月のバン(3.5トン未満)の登録台数は前年同月比2.2%増の1万7,934台、トラック(3.5-6トン)は53.4%増の523台、タクシーは31%増の55台となっている。

(SMMT press releases from March 05, 2024) 1 / 2