・アウディは4月23日、バッテリー技術を強化し、効率的な走行モードを搭載した改良型の電気SUV「Q7」と「Q8」のプラグインハイブリッド(PHV)バージョンを発表した。
・いずれのモデルも、3.0L 6気筒オットーエンジン、130kWの電気モーター、トランクフロア下に新型液冷式リチウムバッテリーを搭載。「55 TFSI e quattro」のシステム最高出力は290kW、最大トルクは600Nmで、0-100km/h加速は5.7秒。一方、「60 TFSI e quattro」のシステム最高出力は360kW、最大トルクは700Nmで、0-100km/h加速は5.0秒。電子制御による最高速度は両モデルとも240 km/h、EVモードでは135 km/hである。
・バッテリーは各70Ahのセル17個をスタック内に収め、6つのスタックを並べることで追加のハウジングを使用しないコンパクトな設計を採用し、最大容量25.9kWhとした。市街地でのEVモードの航続距離は最大90km。最大7.4kWで充電し、約3時間45分で100%に達する。
・ライトシグネチャー付デジタルデイタイムランニングランプ、Sライン・エクステリア、Mode 3充電ケーブルなどを標準装備。両モデルとも2024年4月末に発売される。価格は、「Q7 55 TFSI e quattro」 が 8万5,500 ユーロから、「60 TFSI e quattro」 が 9万6,000 ユーロから、「Q8 55 TFSI e quattro」が 9万2,900 ユーロから、「Q8 60 TFSI e quattro」が 10万3,200 ユーロからとなる。