インドネシア

・4月24日付のインドネシア現地紙Republikaは、哪吒汽車(Neta)のインドネシア法人PT NETA Auto Indonesiaが、西ジャワ州のウング・ベカシ(Ungu Bekasi)工場で電気SUV「哪吒V-II」のラインオフ式を開催したと、SNSで発表したと報じた。哪吒汽車はPT Handal Indonesia Motor (PT HIM)と提携して同工場で車両組立てを実施している。

・2024年内にインドネシアで発売される「哪吒V-II」は、哪吒汽車初のCKDモデルとなる。

・PT HIMのウング・ベカシ工場の年間生産能力は最大で2万7,000台。

・同工場では、その他の中国ブランドとして、2024年第3四半期から、奇瑞傘下ブランドの捷途(Jetour)のコンパクトクロスオーバーSUV「Dashing」とミッドサイズクロスオーバーSUV「X70P」の生産準備も進めている

(From Neta Auto social medial updates / PT HIM release / an article of Republika on April 24, 2024 and multiple sources)

・インドネシア自動車製造業者協会(GAIKINDO)および各種報道によると、3月の新車販売台数は前年同月比26.2%減の7万4,724台となった。

・メーカー別に3月販売をみると、トヨタが前年同月比28.3%減の2万1,142台(シェア28.3%)、ダイハツが16.8%減の1万6,552台(同22.2%)、ホンダが37.3%減の1万572台(同14.1%)、スズキが20.9%減の6,670台(同8.9%)、三菱が12.8%減の6,153台(同8.2%)となった。

・2024年1-3月累計では、前年同期比23.9%減の21万5,069台となった。

・GAIKINDOは2月末時点で、2024年のインドネシア販売目標を110万台に設定している。

(From multiple sources on February 20, 2024)

・インドネシア海事・投資担当調整省は、電気自動車(EV)の購入にかかる付加価値税(VAT)を通常の11%から1%に引き下げた。期間は2024年4月から12月末までとなる。フィリピン現地メディアのinquirer.netが4月3日に報じた。

・インドネシア財務大臣規定2024年第8号によると、これはEVの普及促進とインドネシアへの生産投資の誘致を目的としている。一部の電気バスの購入にも適用される。

・インドネシア政府は3月、電動バイクの購入に対し総額7兆ルピア(約665億円)の補助金を支給する計画も明らかにしている。

・また、2月に公布した財務大臣規定2024年第9号および10号で、輸入およびインドネシア製(CKD生産)のEVの購入に対し通常15%の奢侈税(PPnBM)を2024年末まで免除すること、またEVの輸入関税率を2025年末まで0%に引き下げることも発表している。

・既定の詳細は、インドネシア財務省のホームページで確認できる。

(From Indonesia's Finance Ministry release (I/II/III) and an article of Inquirer.net on April 3, 2024)