・中国のサスペンション・ブレーキ部品メーカーのBWI (北京京西重工有限公司)グループは、thyssenkrupp傘下のthyssenkrupp Steeringと先進的な電子機械ブレーキ(EMB)技術の開発と生産に関する契約を締結した。
・BWIグループはイタリア、ポーランド、米国、中国にあるグローバルR&Dセンター及び上海ソフトウェアセンターを通じてブレーキとサスペンションシステムに関する専門知識を提供する。また、世界各地の自動化工場でEMBシステムの量産準備を加速する。
・thyssenkruppは新しい電気/電子(E/E)アーキテクチャとソフトウェアに関する知識や自社のステアリング技術に基づくEMBシステム技術をハンガリーとリヒテンシュタインの技術センターを通じて提供する。
・当初の提携期間は7年で契約にはthyssenkrupp Steeringが開発したEMB技術のライセンス供与も含まれている。
・現在両社はレベル3以上の自動運転機能向けにブレーキの冗長性と車両組立簡素化を両立させる第3世代EMBを開発している。デュアルモーター設計、効率的なパッケージング、新たな冗長性を特徴とする新開発のEMBキャリパーにより安全性と信頼性を保証する。ホイールロックまでの応答時間は最新のワンボックス式ウェットブレーキシステムの約半分。また、制動エネルギーを完全に回収してスマートカーのブレーキシステムに求められる電気的ニーズとインテリジェント化ニーズに応える。