・豪州のバッテリー材料革新企業Sicona Battery Technologiesは4月22日、成長著しい米国バッテリーおよび電気自動車(EV)製造の中心地である南東部に初の商業生産施設を建設し、米国バッテリー部品市場に進出すると発表した。
・Bechtel Engineeringとのフロントエンド設計検討を完了したSiconaは、年産6,700トンのシリコンカーバイド負極材製造プラントの段階的開発を進めている。この開発により、同社は米国最大のシリコンカーバイド負極材メーカーとなる予定である。
・Siconaは2030年代初頭までに、米国でのシリコンカーバイド負極材の生産量を最終的に年間26,500トンまで拡大する計画である。これは325万台以上の電気自動車(EV)に電力を供給するのに十分な量である。
・米国での生産開始に向けて、Siconaは製品サンプルの供給を開始し、今後12〜18カ月の間に大幅に増加することが予想される認定活動とともに、主要顧客との引取協議を開始した。