1. ホーム
2. 部品メーカー情報
3. 主要部品メーカーレポート
4. テイ・エス テック (株)
5. テイ・エス テック (株) 2020年3月期の動向

テイ・エス テック (株) 2020年3月期の動向

要因
1) 売上高
-新型コロナウイルス感染症の影響での生産減及び為替の影響により前年比12.7％減となった。

<日本>
-ホンダ新型N-WGN、新型FIT用シート等の生産を開始

2020年3月末時点における工場の稼働停止はなく、当期の日本セグメントにおける新型コロナウイルスの影響は軽微。

ｰ売上収益：客先による一部機種の生産停止や新機種量産開始時期の遅れ等による減産により前年比19.1%減。
ｰ営業利益：減収影響等により前年比49.3%減。

<米州>
2020年３月下旬より一部の工場を除き稼働を停止した影響を受けた。

ｰ売上収益：新型コロナウイルス感染症影響等による減産、金型売上の減少や為替換算影響等により前年比9.8%減。
ｰ営業利益：減収影響等により前年比19.8%減。

<中国>
-武漢地区でホンダ新型ENVIX用シート、広州地区でホンダ新型BREEZE用シート等の生産を開始

新型コロナウイルスにより、春節（2020年1月23日）から３月中旬まで工場が稼働を停止した影響を受けた。

ｰ売上収益：新型コロナウイルス感染症影響や為替換算影響等により前年比7.2%減。
ｰ営業利益：減収影響等により前年比6.7%減。


<アジア・欧州>
ｰタイでホンダ新型ACCORDや新型CITY用シート等の生産を開始。

2020年３月下旬より一部の工場を除き稼働を停止しているものの、同セグメントへの影響は軽微。

ｰ売上収益：インドや英国等の減産影響および部品売上の減少等により前年比22.2%減。
ｰ営業利益：減収影響やTSUKでの解雇費用引当金等の計上により減益前年比61.1%減。

事業動向

英国拠点の事業撤退
-英国拠点の事業撤退に向けた労使交渉を開始したと発表した。英国で四輪車シートを製造するテイ・エス テックUK(TSUK)が主要納入先であるホンダ・オブ・ザ・UK・マニュファクチャリング(HUM)の2021年内での四輪車生産の終了決定を受けて、現在の事業規模を維持することが困難になった。テイ・エス テックは労使協議が終了次第、今後の計画を発表するとしている。(2019年12月11日付日刊自動車新聞より)

>>>展示会画像はこちら

研究開発拠点

-2021年3月期の設備投資額は、コロナウイルスの影響により未定。