Amalgamations Group 2019年3月期の動向
近年の動向
業績
-近年、同グループ売上高の約15%が輸出によるものとなっている。
Bimetal Bearings Ltd.
-2019年3月の売上高は、前年比13.3%増の2064.1百万インドルピー。輸出向けの中間品、最終製品の販売好調により前年比増となった。
IP Rings Ltd.
-2019年3月期の売上高は前年比2.6%増の2132.8百万ルピー。
技術提携
-同社は以下企業と技術提携関係にある:
- AGCO Corporation
- GKN
- Perkins
- Stanadyne
- Saft
- Valeo
- 日本ピストンリング
- 大同メタル工業
- Mahle
- Ricardo
- AVL
- Magna Steyr
- Miba
- UEF Group
Bimetal Bearings Ltd.
-大同メタル工業と知的財産および技術移転契約を締結。高性能・ユーロⅢ対応鉛フリー材料、製造工程の改良、オーバープレーティングめっき工程の導入。
IP Rings Ltd.
-オーストリアのMibaとシンクロコーンのカーボンフリクションライニングやシンクロナイザー部品について技術提携。
-合弁相手である日本ピストンリングより、PVDコーティングがなされたピストンリングに関する技術援助を受けている。
研究開発活動 (2019年3月期)
IP Rings Ltd.
-2019年3月期の研究開発費は4.3百万インドルピー。売上高に占める割合は0.2%。
-2019年3月期の主な研究開発は以下の通り:
- ディーゼル燃料、石油、アルコール、またCNG燃料使用エンジン向け、乗用車及びトラック用BS VI標準対応ピストンリングの開発及びテスト
- オイル消費の改善及び摩擦低減のための凹面及びステップランドのある2ピースオイルリングの開発
- オイル消費及びエネルギーロスの少ない3ピースオイルリングの開発
- 自動化成被覆の内製化
- ギアシフトスリーブ、スライディングクラッチ及びフランジの新プロジェクト及び新規顧客獲得
- ギアシフトアプリケーション向け3D-CAMの開発
- 冷間成形の生産性及び品質向上
- 温間鍛造の生産性及び品質向上
- 自動計測システムの導入による生産効率の向上
-以下IP Rings の研究開発計画
- ディーゼルエンジン向け2ピースオイルリングの開発
- ガソリンエンジン向け2ピースオイルリングの開発
- 低摩擦水素フリーDLC(Diamond Like Carbon)コーティング技術の開発
- エタノール燃料向け合金PVCコーティング技術の開発
- BS VI標準に適合する部品生産にかかわる開発
- 2輪車向け低コスト自動セル生産の導入
Bimetal Bearings Ltd.
-2019年3月期、Bimetal Bearingsは研究開発費として14.7百万インドルピーを拠出。