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(株) ヨロズ 2020年3月期の動向

<地域別売上高>

• 日本：売上高は49,977百万円、前年比11.6％減。新規受注部品の量産開始があったものの主要顧客の減産及び新型コロナウイルスによる休業影響等により減収。
• 米州：売上高は67,571百万円、前年比4.4％減。乗用車からライトトラックへの需要シフト及び主要顧客の減産により減収。
• アジア：売上高は52,563百万円、前年比11.5％減。インド拠点の新車立ち上げによる金型・設備売上の増加があったものの、中国・タイにおける主要顧客の大幅な生産販売台数減少により減収。

4月1日付の組織改正で「生産機器外販部」を新設

同社は従来、金型や生産機器・設備を開発・製造する子会社のヨロズエンジニアリング（山形県三川町）をはじめ、生産設備の内製力強化を重視し、独自技術で自社の生産効率を高めてきた。今回、生産機器外販部を新設することで、金型・生産設備のヨロズグループ外への販売へ本格的に着手する。外販により同社の技術力、競争力の向上を図り、将来的に同社の主要事業の１つに成長させる。ヨロズの志藤昭彦代表取締役会長は「外販を通じて、他社のコスト感覚を把握できる。今年から生産機器・設備の事業化を進め、生産機器の受注を部品受注にもつなげていきたい」との考えだ。(2020年3月17日付日刊自動車新聞より)

受注

-2020年3月期は以下のモデルにて製品を市場投入した。

• 日本　ホンダ「フィット」：フロントサブフレーム、リアビーム
• 米国　日産「アルメーラ」：フロントメンバー、リアビーム
• 中国　日産「シルフィー」：フロントメンバー、リアビーム

研究開発拠点

-中期経営計画における、製品力・開発力の更なる強化に向けて、開発中枢である「YOROZUグローバルテクニカルセンター (YGTC) 」(栃木県小山市) にて、新製品開発活動を推進。