住友電気工業 (株) 2020年3月期の動向

業績

(単位:百万円)
2020年
3月期
2019年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 3,107,027 3,177,985 (2.2) ー自動車生産の減少や円高・銅価格下落、新型コロナウイルス感染症による経済活動の急減速等の影響
営業利益 127,216 166,260 (23.5) -売上減に加え、将来に向けた減価償却費の増加、自動車関連事業における価格低下や一部製品の生産立上げ時のコスト増、新型コロナウイルス感染症の拡大による生産急減に伴う収益性悪化等
経常利益 130,498 188,649 (30.8) -
親会社株主に帰属する当期純利益 72,720 118,063 (38.4) -
自動車セグメント
売上高 1,683,630 1,709,426 (1.5) -ワイヤーハーネスや自動車電装部品で積極的に拡販を進めた一方、新型コロナウイルス感染症の影響で需要が大きく落ち込んだ為
営業利益 68,213 84,669 (19.4) -価格低下や新興国での賃金上昇、将来に向けた減価償却費の増加、一部製品の生産立上げ時のコスト増、円高の影響、新型コロナウイルス感染拡大による生産急減に伴う収益性悪化等

 

2021年3月期の見通し

-新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に見積もることが困難な為未定。

 

事業提携

-2019年10月、住友電気工業とTomTomは、ITS分野において、交通関連ソリューションの提供に向けた協業を開始したと発表した。今回の協業では、住友電工が長年培ってきたITS関連技術と、TomTomが所有する高度なリアルタイム交通データや高精度地図を組み合わせることで、交通事故や交通渋滞などの社会問題を解決するソリューションの提供を目指す。

 

研究開発費

(単位:百万円)
  2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
全社 125,449 129,627 117,735
-自動車関連事業 78,464 81,850 71,766

 

研究開発活動

ワイヤーハーネス
-次世代車載システムにパワー供給や情報伝送するためのハーネスアーキテクチャの構築・システム設計、およびそれに必要な要素技術開発の推進(高速通信用ハーネスやコネクタ技術の開発等)
-EV・ハイブリッド車用高圧ハーネスやコネクター、バッテリー内配線モジュールの開発

車載エレクトロニクス機器
-電源制御機器や半導体デバイス、ゲートウェイ、高速大容量通信に適用可能な次世代車載LAN製品の開発
-エネルギーや通信の社会基盤と車が繋がる変革に対応した新製品・新技術の開発

交通インフラ関連
-高度走行支援システムやインフラミリ波レーダーの開発

住友理工での取り組み
-CASE等、新たなトレンドに対応した経営資源の最適配分を行う一環として、2020年4月、事業分野別に分かれていた開発センターなどを統合、「新商品開発センター」を新設

 

設備投資額

(単位:百万円)
  2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
全社 208,834 190,314 171,110
-自動車関連事業 111,504 91,043 77,008


-自動車関連事業では、ワイヤーハーネス・防振ゴムの増産および合理化のための投資を実施。

 

設備投資の見通し (2021年3月期)

-新型コロナウイルス感染拡大により計画見積りが困難な為、未定。