P.C.S. Machine Group Holding PCL 2019年12月期の動向

業績

(単位: 百万タイバーツ)
  2019年
12月期
2018年
12月期
増減率
(%)
売上高 5,231.7 5,586.0 (6.3)
純利益 75.2 358.8 (79.1)


要因
1) 売上高
-2019年12月期の売上高は、前年比6.3%減の5,231.7百万バーツ。タイ国内事業での売上は、2019年全体に渡る自動車産業の弱体化により、前年比18.0%減の3,570.3百万バーツとなった。一方の海外事業は、2018年は9カ月間の営業であったのに対し、2019年は12カ月間の営業を行ったことから、前年比34.9%増の1,661.4百万バーツとなった。

2) 純利益
-2019年12月期の純利益は、前年比79.1%減の75.2百万バーツ。タイ国内事業での純利益は、自動車産業における売上減により45.6%減少した。海外事業では、貸倒引当金およびマーケティング費用の増加により214.8百万バーツの純損失となった。
 

事業再編

-2019年7月1日、同社はEBT (Entire Business Transfer) スキームの下、主要子会社3社 1) P.C.S. Precision Works Co., Ltd.、2) P.C.S. Die Casting Co., Ltd.、3) P.C.S. Forging Co., Ltd.,の事業を同社に移管した。これにより同社の主要事業は、子会社への投資事業から自動車部品製造および供給へ変更された。
 

受賞

-同社は2019年、以下の賞を受賞:

  • Supplier Direct Delivery Phase 1 Award from KYB Steering (Thailand) Co., Ltd.
  • Delivery Target Achievement award from KYB Steering (Thailand) Co., Ltd.
  • Zero Defect award from KYB Steering (Thailand) Co., Ltd.

見通し

-2020年、同社は2点に重点を置く戦略を実行する。エンジンおよび1トンピックアップトラック用部品の販売に継続して重点を置くほか、EV向けの部品生産を開始し、事業範囲の拡張を狙う。
 

設備投資 

 (単位: 百万タイバーツ)
  2019年12月期 2018年12月期 2017年12月期
合計 280.1 304.7 59.2