愛三工業 (株) 2020年3月期の動向

業績

(単位:百万円)
2020年
3月期
2019年
3月期
増減率 (%) 要因
全社
売上高 205,489 213,494 (3.7) -
営業利益 7,226 8,227 (12.2) -
経常利益 6,866 8,181 (16.1) -
親会社株主に帰属する当期純利益 (5,073) 6,124 - -日本およびチェコ生産拠点の減損損失およびコロナウイルスの影響

 

2021年3月期見通し

-コロナ影響により合理的な算定が困難であることから未定(同社発表)。

 

中期経営計画

-2023年度までを計画期間とし、売上高2,250億円、営業利益率5.5%を目標として設定。

<主な取り組み課題>

  1. 基幹製品 (フューエルポンプモジュール、スロットルボディ、EGRバルブ、キャニスター)等、コモディティ化している部品の収益基盤強化
  2. エンジンのさらなる効率化、低コスト化に繋がる「次世代基幹製品」の開発および市場投入
  3. 新規事業の推進(ハイブリッド車への適合事業の拡大、小型モビリティ用電動化システムの開発など)

  

研究開発費

(単位:百万円)

2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
全社 10,845 11,302 11,196
-日本 10,136 10,597 10,554
-アジア 708 705 642

  

設備投資額

(単位:百万円)

2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
全社 19,323 16,523 12,022

-8,440百万円を国内に、10,883百万円を海外に投資。
-日本ではシステム開発力強化および次世代自動車に向けた将来製品の開発のため、システム適合、試験研究に456万円を投資。

 

海外投資

<インド>
-インドの新⼯場で開所式を開いたと発表した。現地の⼆輪部品メーカー、豊⽥通商のインド⼦会社らとの合弁会社「アイサンFIEMオートモーティブズインディア」 (ラジャスタン州) が⼆輪⾞⽤の燃料噴射装置などを⽣産する。野村得之社⻑は「当社グループのFI製品は世界ナンバーワンの性能と品質を持っており、インドの環境改善に⼤きく貢献できる。引き続き安⼼して暮らせる環境を⽬指し、新製品の開発に取り組む」と語った。(2019年11⽉9⽇付⽇刊⾃動⾞新聞より)

 

製品分野への投資額 (製品別)

(単位:百万円)

製品 フューエルポンプモジュール スロットルボディ キャニスター エンジンバルブ EGRバルブ 合計
金額 6,407 2,028 778 200 2,148 11,561

 

製品分野への投資額 (地域別)

(単位:百万円)

地域 日本 アジア 米州 欧州 合計
金額 2,633 6,449 1,308 1,171 11,561

 

主な設備の新設計画

事業所名 設備の内容 投資予定額 着工年月 完了予定年月
本社工場
(愛知県大府市)
本館建設II期工事 638 2020年4月 2021年3月
パージポンプ組付設備 284 2019年9月 2020年8月
FCVデリバリ製造設備 149 2019年1月 2020年10月
安城工場(愛知県安城市) 新工場建設 500 2020年6月 2021年3月
スロットルボデー組付設備 178 2019年8月 2020年4月
豊田工場(愛知県豊田市) チェックバルブ組付設備 136 2019年12月 2020年5月
Aisan Auto Partes Mexico, S.A. de C.V. EGRバルブ製造設備 1,029 2018年10月 2020年4月
愛三(天津)汽車部件有限公司 EGRバルブ製造設備 490 2018年12月 2020年7月
愛三(佛山)汽車部件有限公司 EGRバルブ製造設備 534 2019年1月 2020年6月
P.T. Aisan Nasmoco Industri ポンプモジュール製造設備 486 2019年7月 2020年12月