・テスラは5月23日、年次報告書「2023年インパクトレポート」を公開した。
・2023年インパクトレポートのハイライトでは、テスラのエコシステム全体が化石燃料に取って代わるように設計されており、2023年には、テスラの顧客が同社の製品を使用することによって削減した量は二酸化炭素相当量(CO2e)で換算すると2,000万トン以上に及ぶという事実が強調されている。
・テスラは、車両の生産過程とライフサイクル全体を完全に脱炭素化する可能性を示している。
・そのための取り組みとして、テスラでは、ミッドサイズ電気SUV「Model Y」後輪駆動車4万3,000台分のバッテリー材料の回収をサポートするバッテリーリサイクルを実施している。
・テスラは、自社の工場が業界で最も持続可能な工場であることを強調している。
・上海ギガファクトリー(Gigafactory Shanghai)では、フリーモント(Freemont)工場と比べて生産車両1台当たりのエネルギー消費量が35%削減されているほか、ネバダギガファクトリー(Gigafactory Nevada)のHVACシステム全体の49%がダイナミックコントロールによって制御されている。
・また、2023年にはベルリンギガファクトリー(Gigafactory Berlin)で使用する電力の100%が再生可能エネルギーでまかなわれた。
・2023年のテスラの太陽光発電の顧客は、生産、サポート、研究、販売、サービス、配送拠点を含むテスラの全拠点で使用する電力を3倍以上まかなえるだけのゼロエミッション電力を発電することができた。