・5月31日付の複数メディアの報道によると、現代自動車のグローバルCOO のJosé Muñoz氏は、2024年10月に開設されるジョージア州のメタプラント・アメリカ(Hyundai Motor Group Metaplant America)での初めての生産モデルが、米国で好調な販売を続けているミッドサイズクロスオーバー電気SUVの「アイオニック5 (Ioniq 5)」になると明らかにした。
・現在米国で販売されている同モデルは、韓国から輸入されている。Muñoz氏によると、米国で「アイオニック5」の生産が始まれば、7,500ドルの連邦税控除の対象となるという。
・メタプラントは、76億ドルを投資している電気自動車(EV)関連の複合生産施設の中心工場で、他にもLGエナジーソリューション(LGES)とのバッテリー合弁工場なども含まれる。
・メタプラントでは今後、現代、ジェネシス(Genesis)、起亜の合計6車種を生産する。30万台のEV生産能力から開始し、需要に応じて50万台まで増強予定。ただ、LGESとのバッテリー合弁工場の稼動がメタプラントより1年程遅れるため、当分の間はSK Onのハンガリー工場からバッテリーを調達するという。
・複合施設内のLGEGとの合弁バッテリー工場が稼働すれば、メタプラントで生産するEVにはすべてこのバッテリーを搭載する。
・また現代自とSK Onは、同州バートウ(Bartow)郡に、バッテリーセル合弁工場を建設している。50億ドルを投じているSK Onとの合弁バッテリーセル工場は、ミッドサイズクロスオーバー電気SUV「EV9」の生産を開始した起亜のジョージア州ウェストポイント(West Point)工場とジェネシスのミッドサイズクロスオーバー電気SUV「GV70」を生産している現代自のアラバマ(Alabama)工場に供給されるバッテリーに使用予定。
(multiple sources on May 31, 2024)