・BMWは5月29日、第7世代の改良型「3シリーズ(3 Series)」と第6世代の改良型「M3」を発表した。これらのモデルは世界で発売される予定で、「3シリーズ」は2024年7月からドイツ・ミュンヘン(Munich)工場で生産される予定。「3シリーズ セダン」はメキシコのサン・ルイス・ポトシ(San Luis Potosi)工場でも生産され、中国市場向けの「3シリーズ セダン」は中国の合弁会社である華晨宝馬汽車有限公司の瀋陽鉄西工場で生産される予定。「M3」はドイツ・ミュンヘン工場で生産される。
・「3シリーズ」には、4種類のガソリンエンジンと4種類のディーゼルエンジンが設定される。また、高性能モデルのM Performanceシリーズ、プラグインハイブリッド車(PHV)バージョン、BMW xDrive全輪駆動バージョンが用意される。6気筒ガソリンエンジンとすべてのディーゼルエンジンはマイルドハイブリッド(MHV)技術を搭載し、11hpのパワー向上と高効率を実現する。
・PHVバージョンの「330e セダン」と「330e Touring」は、4気筒ガソリンエンジンと電気モーターを搭載し、システム出力292hpを発揮する。後輪駆動またはxDrive全輪駆動システムの選択が可能。強化されたバッテリー技術により、航続距離はセダンが85~101km、Touringが87~98kmとなる。
・新たな充電ユニットは、最大11kWの三相AC充電に対応し、バッテリーを2時間15分でフル充電する。「3シリーズ」のPHVモデルは、太陽光利用を最適化する充電と負荷を最適化する充電を提供するBMWのConnected Home Chargingに対応する。
・「M340i xDrive」には最高出力374hp、最大トルク500Nmを発揮する6気筒ガソリンエンジンが搭載され、「M340d xDrive」には最高出力340hp、最大トルク700Nmを発揮する直列6気筒ディーゼルエンジンが搭載される。また、M Sportサスペンション、M Sportディファレンシャル、M Sportブレーキが標準装備される。
・「3シリーズ」では、ボンネットやシャシー部品を含むアルミニウム製コンポーネントの約50%に二次原料が使用され、ホイールには最大70%のリサイクルアルミニウムが使用される。ミュンヘン工場での同モデルの生産には再生可能な電力が使用されている。
・第6世代の「M3」は、M TwinPower Turbo技術を採用した直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力530hp、最大トルク650Nmを発揮する。「M3 Competition セダン」と「M3 Competition Touring」は、M xDriveと8速M Steptronicトランスミッションを装備する。
・標準仕様の「M3 Competition セダン」は、8速M Steptronicトランスミッションを搭載し、出力510hpを発揮する。一方、「M3 セダン」は、6速MTと後輪駆動を採用し、出力480hpを発揮する。M xDriveを採用した「M3 Competition セダン」の0-100km/h加速は3.5秒、「M3 Competition Touring」の0-100km/h加速は3.6秒となる。「M3 セダン」と「M3 Touring」の電子的に再現された最高速度は250km。
・「M3 セダン」には、カーボンファイバー製のルーフが標準装備され、ロービームとハイビームを統合した新デザインのヘッドライトが採用されている。
Based on BMW press release (1/ 2)