各 位
2025年12月24日
マークラインズ株式会社
(証券コード3901 東証プライム)
マークラインズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:酒井 誠)の100%子会社である株式会社自動車ファンド(本社:東京都港区、代表取締役社長:五十嵐 賢一)は、運営する「自動車産業支援ファンド2021投資事業有限責任組合」を通じてKopherBit Co.,Ltd(本社:台湾新竹県、CEO:王詠辰)へ出資を行いましたのでお知らせします。
■KopherBit Co.,Ltdについて
KopherBitはVCU(Vehicle Control Unit)を開発している台湾工業技術院(ITRI)発のスタートアップ。VCUは通常、1車種毎にオーダーメイドでハード/ソフトが開発される。しかし、生産数量が一定程度見込めないと、開発費のコストが嵩み、割高となってしまう。当社はここに着目し、様々なモビリティに汎用的に搭載できるVCUにフォーカスしている。
ソフトからハードまで一気通貫で開発しており、①ソフトとハードをセット、②ソフトのみ提供、とTier1にもTier2にもなれるビジネスモデルである。ソフトの開発は国際的車載ソフトウェア規格であるAUTOSAR準拠で開発されており、高度な車両制御にも対応可能、また自動車の機能安全規格であるISO26262も取得済みである。設立3年強のスタートアップながら、既に台湾で500台超のEVバス向けに出荷実績がある。今後は東南アジア市場の商用車などを皮切りに海外展開を進めて行く計画であり、日本での販売も期待される。
![]() |
![]() |
■自動車産業支援ファンド2021投資事業有限責任組合について
日本初の「自動車産業特化型」のファンドであり、今回の出資は第7号(海外では第3号)の出資になります。KopherBitはITRIの研究開発をベースとする高い技術力と半導体ファウンドリー集積地の台湾をバックに、王CEOをはじめとした若い経営陣・社員がスピード感を持って製品開発を進めているスタートアップです。
VCUは電動化が進む自動車の要となる重要な構成部品です。今後、EVが様々な用途開発により、少量多品種化が見込まれる中、KopherBitの開発する汎用的なVCUのニーズはますます高まって行くものと思われます。
自動車ファンドは親会社マークラインズと連携して、KopherBitの日本での事業展開を支援して参ります。
【KopherBit Co., Ltdの会社概要】
| 所在地 | 本社:台湾新竹県竹東鎮中興路四段195號53館 |
|---|---|
| CEO | 王詠辰(Power Mechanical Engineering博士) |
| 設立 | 2022年4月 |
| 事業内容 | VCU(Vehicle Control Unit)及び、それに付随する車載ソフトウェアの開発プラットフォームの開発を行っている、台湾ITRI発スタートアップ企業。 主な製品は以下の通り ① KopherBit Universal Controller
|
【株式会社自動車ファンドの会社概要】
| 所在地 | 東京都港区六本木7-15-9 六本木セントラルタワー14F |
|---|---|
| 代表取締役社長 | 五十嵐 賢一 |
| 設立 | 2020年4月 |
| 事業内容 | 自動車業界に特化したベンチャーキャピタル。第一号ファンドである「自動車産業支援ファンド2021」(総額24.5億円)は自動車部品メーカーなどベンチャー企業との連携によるオープンイノベーションに関心のある自動車産業の事業会社を中心に16社よりLP出資を得ており、投資先ベンチャー企業とLP出資企業の事業交流を積極化させ、両者Win-Winの関係づくりをサポートする。 |
