・5月8日付のデトロイトニュースの報道によると、GMはサブコンパクトクロスオーバー電気SUVの新型シボレー「ボルトEV (Bolt EV)」の生産準備のため、カンザス州のフェアファックス(Fairfax)工場でのミッドサイズセダン・シボレー「マリブ(Malibu)」の生産を11月で終了することを明らかにした。
・同工場で生産されているコンパクトクロスオーバーSUVのキャデラック「XT4」の生産は、新型「ボルトEV」の生産に向けた改修により、2025年に工場が閉鎖されるまでは継続されるという。
・GM広報担当のKevin Kelly氏は声明の中で、「設備を含む工場改修を容易にするため、9世代に亘り1,000万台超をグローバルで販売してきた『マリブ』の生産を2024年11月に終了し、キャデラック『XT4』の生産も2025年1月に終了する」と述べた。さらに同氏は、「2025年後半に生産を再開する際、両モデルの新型車を同じ組立ラインで生産する」とコメントした。
・GMは以前、2023年12月にミシガン州オリオン(Orion)工場で現行「ボルト」シリーズの生産を終了した後、フェアファックス工場に約3億9,000万ドルを投資し、アルティウム(Ultium)プラットフォームベースの新型「ボルト」を生産すると発表していた。
・シボレーは「ボルトEV」と「ボルトEUV」で構成されていた現行「ボルト」シリーズの生産を終了したが、新型ではサブコンパクトクロスオーバー電気SUVのみを継続モデルとし、車名を「ボルトEUV」から「ボルトEV」に変更することが想定されている。
Based on Detroit News article on May 8, 2024