・5月30日付の複数の米国メディアは、フォードのJim Farley CEOが、OEMのハイブリッド(HV)モデルの多くがICE(内燃エンジン)モデルよりも収益性が高くなっていると述べたと報じた。
・フォードの米国におけるHV車の販売台数は2024年1-4月で前年同期比47%増となっており、現在販売されているフルサイズピックアップトラック「F-150」の4台に1台(25%)がHV車である。
・フォードはさらに、2020年代の終わりまでに北米で販売する各車種にHVバージョンを設定するとしている。
・Farley氏は、このような 「部分的」電動化は単なる過渡的な技術ではなく、HV車は約25年前から存在していると指摘する。
・特にEVが当初の予想ほど普及していないため、当面の間は複数の異なるタイプのパワートレインが使われることになるだろう。そしてこれは他のOEMにも当てはまるとFarley氏は述べた。
・レンジエクステンダー電気自動車(EREV)もまた、低炭素化を実現する上でますます重要になる。これらは典型的なシリーズHV車(ICE)は発電機に電力を供給するが、駆動輪には取り付けられていない)である。
・EREVはEVとして動くが、走行中にエンジンが始動してバッテリーを充電する。これにより、通常純粋なEVの総コストの半分以上を占めるバッテリーパックの小型化が可能になる。また、排ガスを抑え、航続距離への不安や、近くで機能的なEV充電器を探さなければならない不便さを軽減する。
・ステランティスのフルサイズピックアップのPHV ラム「1500 ラムチャージャー(Ramcharger)」は、フォードの「F-150 EREV」と直接競合するEREVである。
(Multiple sources on May 30, 2024)