・スイスに拠点を置くABBは7月1日、ステランティスの伊メルフィ(Melfi)工場が、ABBのPixelPaint技術と日本ペイントのモノコート塗料を使用して、DS のDセグメントクーペSUV「DS N°8」のツートンカラー塗装を行うと発表した。この技術は、2025年後半には完全自動化され、非常に高い持続可能性を持つプロセスでの生産が本格化する予定である。
・PixelPaintは、1,000個以上の小さな個別制御ノズルを備えた塗装

・イタリアの企業・メイドインイタリー大臣は7月2日、マレーシアの投資貿易産業大臣と面会したと発表した。
・双方はレアアース分野における協力の可能性について議論した。また、マレーシア南部のマラッカ(Melaka)にイタリアの企業EDA Industriesが開設した工場や、Malaysia Semiconductor IC Design Parkの取り組みなどを引き合いに出し、半導体の設計における応用研究分野での協力体制の強化への関心

・ステランティスは7月3日、同社の大型バンを生産しているイタリアのアテッサ(Atessa)工場で、商用車部門Pro Oneの新型となる大型EVバン「カーゴボックス(Cargo Box)」の生産を開始したと発表した。
・同モデルは、室内長4,230mm、室内幅2,032mm、室内高2,150mmで、最大18.3立方メートルの荷室スペースを確保する。
・バッテリー電気シャシーキャブをベースに、最高出力270hp、最大トルク410Nmを発

・7月1日付の複数の欧州メディアは、ステランティスがEUのCO2排出量削減目標を達成できない場合、2025年末までにいくつかの工場の閉鎖を余儀なくされる可能性があり、これにより今後数年間で最大25億ユーロの罰金が科される可能性があると警告したと報じた。
・EUは現在、2025年から2027年までの排出量に基づいて罰金を算出しているため、自動車メーカーに若干の猶予を与えている。しかし、ステランティスの欧州部門責任者は、電気自動車(EV

・イタリア自動車工業会(ANFIA)が7月1日に発表した6月の乗用車登録台数は、前年同月比17.4%減の13万2,191台となった。1-6月累計では、前年同期比3.6%減の85万4,690台となっている。
・ブランド別にみると、フィアットが前年同月比34.9%減の1万1,023台(シェア8.3%)、トヨタが10.9%減の1万64台(同7.6%)、フォルクスワーゲン(VW)が13.3%減の9,619台(同7.3%)、ダチアが32.6%

・現地の複数メディアの6月28日付報道によると、ステランティスはイタリア・カッシーノ(Cassino)工場の稼働を6月28日から7月7日まで再度休止する。しかし、労働組合によると、この休止は7月中旬まで続く可能性があるという。休止の背景には、アルファロメオのミッドサイズセダン「ジュリア(Giulia)」、ミッドサイズSUV「ステルヴィオ(Stelvio)」、マセラティのミッドサイズSUV「グレカーレ(Grecale)」の需要低迷があ

・ステランティス傘下の自動化システム企業Comauは6月24日、ドイツ・ミュンヘンで6月24日から27日まで開催されたAutomatica 2025で、あらゆる業界においてオートメーションをよりスマートに、よりモバイルに、そしてより使いやすくすることを目的とした幅広い新製品を発表した。 
　1. MyCoシリーズ(軽量協働ロボット6種)：人と安全に協働できるよう設計されており、3kg〜15kgの可搬質量に対応。自動化の進捗に関わらず

・ジープは6月27日、CセグメントSUVの新型「コンパス(Compass)」が、大胆でボクシーなデザイン的特徴はそのままに、エアロダイナミクスを強化し効率を向上させたと発表した。同モデルは、STLA Mediumプラットフォームをベースにイタリアのメルフィ(Melfi)工場で生産される。
・空気抵抗を低減し、オフロードでのプロテクションを提供するフラットなアンダーボディ、空気の流れを改善するために不要なときは閉じるアクティブ・グリル

・ハイドロプレーニング防止システムを手掛けるイタリアの新興企業Easyrainは6月17日、現代自動車と4年契約を締結した。この提携ではバーチャルセンサープラットフォーム等Easyrain独自の安全技術を現代自の次世代モデルに組み込むことに重点を置く。これにより低グリップ状態やハイドロプレーニング等の重要課題に対処する。Easyrainは、ハイドロプレーニング防止、低グリップ路面での安全性向上、及び先進センサーシステムを活用した車両

・イタリアのビジネスメイドインイタリア省(MIMIT)は、米国連邦破産法第11章(チャプター11)に基づく事業再建の過程で、マレリを支援するための措置を講じる用意があることを確認した。
・MIMITは、マレリとステランティスの事業継続を保証するための道徳的説得、企業関係者への買収プロセスへの参加の奨励、そして、該当する場合には、国内自動車部門における同社の事業と戦略的重要性を守るためのゴールデンパワーメカニズムの適用、という3つの潜

・Marelli Corporation (マレリ) は、2025年6月12日の労働組合との会合において、米国連邦破産裁判所における連邦破産法第11章(チャプター11)の手続き開始を発表した。これは、マレリの債権者の約80%が支援する財務再編合意の一環。
・同社は、このプロセスは純粋に財務的なものであり、生産活動や雇用水準、イタリア国内外で進行中の投資には影響しないと強調した。
・第三者からより良い提案がない限り、2025年秋までに

・ステランティス傘下の自動化システム企業Comauは6月11日、イタリアの3DプリンターメーカーであるRobozeとの提携を発表した。
・より手ごろな価格で利用しやすい先進のオンデマンド製造を目指すもので、デジタル積層技術と自動化を組み合わせることで、自動車、エネルギー、レースといった分野に恩恵をもたらす。
・この協業により、顧客は一貫性と再現性のあるオンデマンド3Dプリント部品を利用できるようになり、原料使用量の最適化、廃棄物の削

・イベコは6月12日、イタリア・トリノ(Turin)で行われた「50xBeyond」と題した創立50周年特別イベントで、同社のエコなラインナップを拡充する重量級電気トラックの「S-eWay Artic」、電気小型商用車の「eJolly」と「eSuperJolly」および「S-Way」の限定エディション「Anniversario」を発表した。
・「S-eWay Artic」は、2024年の「S-eWay Rigid」の発売に続き、初め

・6月12日付のイタリアの複数メディア報道によると、ステランティスはイタリア・テルモリ(Termoli)工場でFIREエンジン生産部門を完全に閉鎖するという。閉鎖は6月16日に設定されており、1985年に開始されて以来様々なモデル向けに2,300万基以上が生産されてきたロングランのエンジンの生産が正式に終了する。
・テルモリ工場は2026年からeDCT電動ギアボックスの生産に移行し、同工場の雇用維持に貢献する予定。以前この場所ではバ

・イタリア金属労連(FIOM-CGIL)によると、Learは同社のイタリア・トリノ工場の買収に関心を持つ投資家がいるとイタリア企業・メイドインイタリー省に報告したという。
・この件に関して結論はまだ出ておらず、従業員全員が対象となるわけではないとしている。
・イタリア金属労連は、トリノでマセラティのスポーツカー用シートの生産を（規模が縮小されるとしても）維持すること、奨励金を伴う自主退職プログラムを設けること、2026年に向けた社会

・ハイドロプレーニング防止システムを手掛けるイタリアの新興企業Easyrainは6月12日、NVIDIA Halos自動運転車安全プラットフォーム（Autonomous Vehicle Safety Platform）の一部であるNVIDIAのAI システム検査ラボ(NVIDIA AI Systems Inspection Lab)にイタリア企業として初めて参加したと発表した。2026年に発売される某プレミアム車両に搭載予定のDAI

・イベコは6月11日、1975年の設立から創業50周年を迎えるにあたり、6月12日から15日までイタリア・トリノで「50xBeyond」と題した特別イベントを開催し、3台の新型電気自動車(EV)を初公開すると明らかにした。
・重量級電気トラックの「S-eWay Artic」は長距離輸送向けの設計で、航続距離は最長600km。他の2台はステランティスと共同開発した新型の小型電気商用車で、都市部でのゼロエミッション輸送向けとなっている。

・Pirelli Tyreは、イタリアApulia州政府との間で、Apulia州の道路網を監視するシステムを稼働させる契約を締結したと発表した。このシステムは、Apulia州の道路の保守状態をマップ化し、維持管理の改善と道路の安全性を向上することを目的としている。
・このシステムは、Pirelli Cyber Tyreのハードウェアとソフトウェアによって処理されたタイヤによって収集されたデータと、車両に搭載されたカメラを通じてUni

・イタリア金属労連(FIOM-CGIL)は6月10日、ステランティスがカッシーノ(Cassino)工場で265人の自主退職を確認したと発表した。プラートラ・セッラ(Pratola Serra)、ポミリアーノ・ダルコ(Pomigliano d’Arco)、テルモリ(Termoli)、メルフィ(Melfi)、ミラフィオリ(Mirafiori)の各工場に関しても以前に自主退職が発表されている。これで今年に入ってからの人員削減は2,000人

・ステランティスが610人の自主退職者を募り、人員削減を目指す新たな計画を開始したと、6月9日付の複数のイタリアのメディアが報じた。削減はイタリア・トリノのミラフィオリ(Mirafiori)工場に集中している。
・対象となるのはボディショップの従業員250人、プレス部門の19人、金型製造部門の31人、中央オフィスの212人、保守サービス部門の20人、フィアット研究センターの16人、サンベニーニョ(San Benigno)の研修施設の