・メキシコの現地メディアMexico Industryは6月11日、三井化学の子会社で先進プラスチック製品を手掛けるAdvanced Composites Méxicoが、アグアスカリエンテス(Aguascalientes)にある生産工場の拡張と新たな物流センター設立のため、2億5,000万メキシコペソ(約19億円)を投資する予定だと報じた。 
・この動きは、メキシコにおける物流および製造能力の強化を目指す同社の戦略の一環である。 

・GMは6月10日、米国での自動車生産を拡大するため、今後2年間で米国内の3工場に合計40億ドルを投資すると発表し、シボレーのミッドサイズSUV「ブレイザー(Blazer)」とコンパクトSUV「エキノックス(Equinox)」の生産をメキシコから米国に移管するとした。
・生産移管の対象にあげられたこれらモデルは現在、メキシコのラモス・アリスペ(Ramos Arizpe)工場とサンルイスポトシ(San Luis Potosi)工場で生

・アウディは6月11日、DセグメントSUV/SUVクーペの「Q5」シリーズを拡大し、プラグインハイブリッド車(PHV)の「Q5 SUV e-hybrid」と「Q5 スポーツバック (Q5 Sportback) e-hybrid」を追加すると発表した。これらPHVは既存のマイルドハイブリッド車(MHV)に追加され、220kWまたは270kWの2つのシステム最高出力オプションが選択可能で、EVモードでの航続距離は最長100km。
・両モ

・6月11日付のメキシコ現地メディアNearshorerは、東海興業のメキシコ現地法人Tokai Kogyo Mexicoがアグアスカリエンテス(Aguascalientes)工場の拡張と刷新に1億メキシコ・ペソ(約7億6,000万円)を投資すると報じた。
・同社は次世代自動車向けシーリングシステム、成形品、機能部品などの高精度部品製造を得意としている。今回の投資は、自動車業界がエレクトロモビリティにシフトする中で、同社の競争力を高

・メキシコの現地メディアMexico Nowの6月3日付報道によると、中国乗用車市場信息聯席会(China Passenger Cars Association: CPCA)は中国車の輸出について、2025年第1四半期はメキシコへの輸出が13万8,000台を超え全仕向地で最多となったと発表した。
・続いてアラブ首長国連邦(UAE)が10万7,908台、ロシアが9万9,333台となった。
・2025年1-3月の間に中国は154万台のラ

・Michelin (ミシュラン)のメキシコ法人であるMichelin México and Central Americaは6月9日、ケレタロ州のタイヤ工場の操業を2025年末までに停止すると発表した。メキシコ現地メディアCluster Industrialが9日に報じた。
・乗用車およびライトトラックのタイヤの大径化が進むなか、ケレタロ工場はインフラの不足によりそのようなシフトに対応した商品を生産することができず、経済性と技術の

・BYDは傘下の騰勢(Denza)ブランドのディーラーをラテンアメリカで初めて、メキシコのヌエボ・レオン州モンテレイ(Monterey)に開設する。メキシコ現地メディアCluster Industrialが6月6日に報じた。
・メキシコでの騰勢ブランドの事業は2025年9月に開始する。当初メルセデスベンツとの合弁ブランドとしてスタートした騰勢は現在、BYDのプレミアムブランドのひとつとなっている。高級感のあるデザインと持続可能な技術

・メキシコ自動車工業会(AMIA)/INEGIが発表した2025年5月の生産台数は、前年同月比2.0%減の35万8,209台となった。内訳は、乗用車が12.5%減の8万1,281台、ライトトラックが1.5%増の27万6,928台だった。
・メーカー・ブランド別では、GMが前年同月比14.8%増の7万7,252台、日産が0.1%増の6万937台、フォードが2.1%増の4万2,047台、クライスラーが25.8%減の3万843台、VWが1

・メキシコ自動車工業会(AMIA)/INEGIは、2025年5月の輸出台数合計が前年同月比2.9%減の30万1,112台となったと発表した。
・メーカー・ブランド別では、GMが前年同月比18.4%減の6万9,987台、フォードが7.1%増の4万3,538台、日産が14.1%増の3万7,561台、クライスラーが7.7%減の3万916台、トヨタは29.6%増の2万8,410台、起亜が15.2%増の1万9,492台、ホンダは28.7%増の

・メキシコ自動車部品工業会(INA)は6月6日、米国が通商拡大法232条に基づき、メキシコ産の鉄鋼・アルミニウム製品に対する関税を従来の25％から50％に倍増する決定に対し、懸念を表明した。同日付のメキシコ現地メディアのNearshorerが報じた。
・INAは、今回の措置がメキシコの自動車部品メーカーの競争力と、特にジャストインタイム生産に依存する北米のサプライチェーンの安定を脅かすと警告した。
・さらにINAはメキシコ政府に対し

・中国からメキシコに向けて航行中だった3,048台の自動車を積んだ運搬船で6月3日、火災が発生し、米アラスカ州アリューシャン列島のアダック島沖の南西300マイル(約483km)の太平洋上で乗組員らは船を放棄した。米沿岸警備隊の4日付のSNS投稿で明らかになった。米沿岸警備隊の声明によると、運搬船「Morning Midas」には電気自動車(EV) 70台とハイブリッド車(HV) 681台が積まれていた。乗組員は消火活動を行ったが火災

・メキシコの複数メディアは5月26日、Aguascalientesにあるジヤトコの第1トランスミッション工場の労働者が、利益配分が低いことに抗議して生産を停止したと報じた。
・支払い額は税引き後で1,000メキシコ・ペソと、昨年の半分以下だった。ストライキはほとんどの生産ラインを停止させ、約30人の労働者が工場の門で抗議し、透明性と組合の説明責任を求めた。
一方、第２工場の労働者を代表するCATEM組合も同様の苦情を報告しており、利

・メキシコ自動車工業会(AMIA)/INEGIが発表した2025年5月の新車販売台数(輸入車を含む)は、前年同月比0.4%減の11万9,959台となった。
・メーカー/ブランド別では、首位は日産で8.4%増の2万2,573台(シェア18.8%)、2位はGMで5.8%減の1万5,604台(同13.0%)、3位はVWグループで10.2%減の1万2,618台(同10.5%)、4位はトヨタで10.7%増の1万974台(同9.1%)、5位は起

・吉利汽車はミッドサイズSUVの「Monjaro (星越L、Xingyue L)」のメキシコへの投入を確認し、現地での事業拡大の新たな一歩を踏み出した。5月27日と28日付の複数のメキシコ現地メディアが報じた。「Monjaro」は吉利のフラッグシップSUVとして位置付けられ、最近発売されたルノー「コレオス(Koleos) 2026」とプラットフォームおよびエンジニアリングを共有している。
・CMAグローバルアーキテクチャをベースとす

・日産が米国市場向けコンパクトセダン「ヴァーサ(Versa)」MT車のメキシコでの生産を正式に終了したことが確認され、手頃な価格のMT車時代の終焉を告げるものとなった。6月2日付のメキシコメディアCluster Industrialが報じた。
・メキシコのアグアスカリエンテス(Aguascalientes)工場で生産されていた米国向け2025年型「ヴァーサS」のMTモデル(価格：1万8,330ドル)は、需要の減少とメキシコ産輸入品に

・インドの自動車部品サプライヤーSamvardhana Motherson International (SAMIL)は5月29日、投資家向けの最新情報として14件の新工場建設プロジェクトが進行中で、うち9件が2025-26年度（2026年3月31日終了）中に稼動すると発表した。
・同社はインドでワイヤーハーネス2工場、家電用照明・エレクトロニクス2工場、航空宇宙部門3工場、技術＆工業ソリューション1工場、自動車用照明・エレクトロニ

・VWのトラック・バス部門であるTraton (トレイトン)グループは5月28日、環境負荷の低減に取り組み、パリ協定の目標を支持すると発表した。同社の温室効果ガス排出量の97%は車両の使用によるものだが、生産や研究開発など自社事業からの排出量(総排出量の約1%)についても削減を進めている。現在同社が使用するエネルギーのうち、41%は再生可能エネルギー由来である。しかし、グリーン化は単なるクリーン電力への転換にとどまらない。再生可能エ

・メキシコ政府は自国の鉄鋼産業を保護するためベトナム、マレーシア、インドネシアからの鉄鋼輸入を制限する措置を発表した。5月29日付のメキシコのメディアのNearshorerが報じた。
・メキシコの全国鉄鋼産業会議所(CANACERO)のJuan Antonio Reboulen氏によると、この措置は恒久的な輸入と一時的な輸入の両方に適用されるという。今回の決定に先立ち、5月16日から21日にかけて業界幹部とエブラルド経済相を含むメキ

・5月23日付けのメキシコの現地メディアCluster Industrialによると、ニッパツのメキシコ現地子会社であるNHK Spring Mexicoは、メキシコ・イラプアト(Irapuato)のCastro del Rio Technoindustrial Parkに新たなモーターコア生産工場を開設した。
・このプロジェクトには5,500万ドルが投じられ、233人の新規雇用が創出される予定である。これは同地域で2度目となる大規

・ホンダのメキシコ法人Honda de Méxicoは5月21日、グアナフアト州セラヤ(Celaya)工場で生産され北米とその他の市場向けとなるコンパクトSUV「HR-V」の2026年型モデルの仕様を発表した。
・同モデルは2.0L 4気筒エンジンに応答性と燃費を向上させるよう改良を施したCVTを組み合わせ、最高出力は155hp、最大トルクは136 lb-ftである。パドルシフトと多段トランスミッションのような変速をシミュレートする