菊池プレス 2006年度の動向

ハイライト

単位:百万円 2007年3月期 要因
売上高 52,205 国内外における車体部品の売上に加え、米国および中国向けの新型車に係る部品生産用金型設備の販売、国内における試作売上等が寄与。
営業利益 4,220
経常利益 3,921
当期純利益 2,223

(注):決算期変更に伴い、前連結会計年度は2005年10月1日から2006年3月31日までの6ヶ月間のため、業績の比較表示は行っていない。

合弁事業
同社は、インド国内に生産拠点を設置するため、合弁会社を設立する、と発表した。主要得意先である本田技研工業のインドにおける生産拡大に対応するのが狙い。合弁会社、グローバルオートパーツアライアンスインディアプライベートリミテッド(Global Auto-Parts Alliance India Private Ltd)をインドニューデリーに2007年2月設立する予定。資本金は10百万ルピー(約27百万円)。同社と高尾金属工業とが折半出資する。(2007年2月26日付けプレスリリースより)


2007年度の課題
①桁違い品質活動の徹底推進とコスト競争力の強化
開発段階における品質管理能力の向上を図るなどの諸施策への取り組みのほか、生産合理化等による徹底したロスの削減、最適調達などを通じてコスト競争力の強化を図る。

②技術力、開発力の強化と積極的な提案型営業の推進
安全性の維持・向上を図りながら、これからの自動車に求められる基本ニーズに対応するため、軽量化、高剛性化技術のさらなる進化と適用拡大を図り、積極的な営業展開を推進する。

③金型の開発及び製作領域の強化及び拡大
固有技術の効果的活用と金型開発のデジタル化、金型内製比率を向上させるための製作基盤の拡充などの施策を推進し、金型の開発及び製作領域の競争力向上を図る。

④経営資源の効果的活用とグローバルビジネスの拡充
人材、物、金、情報等の経営資源の効果的活用を図るとともに、グローバルビジネスの拡充に向け北米、中南米及びアジア地域における営業、生産体制の強化と人材の育成。

⑤リスクマネジメント及びコンプライアンス体制の充実と環境への対応
コーポレート・ガバナンスに関する諸施策と事業活動における環境負荷の軽減に向けた取り組みを引き続き推進する。

開発動向

2007年3月期 2006年3月期 2005年9月期
研究開発費 (百万円) 376 N.A. 419
人員 (名) 24 N.A. 21

2006年度の研究開発テーマは以下の通り
①マッシュシーム溶接の自動車車体部品への適用拡大研究
②高張力鋼板材の自動車車体部品への適用拡大研究
③成形シミュレーション技術の拡大研究
④CVT部品の軽量化、高剛性化の研究
⑤金型製造におけるIT適用の研究
⑥鋼板材への高周波焼き入れ技術の適用の研究

技術提携(供与)(2007年3月現在)
相手先 国名 契約内容 契約期間
Jefferson Industries Corporation 米国 自動車用部品、プレス金型及び治工具に関する技術及び製造ノウハウ供与につき、その製造権、使用権、販売権を非独占的に付与する契約 2003.10.01~2006.09.30
以降1年毎に自動延長
Jefferson Elora Corporation カナダ 自動車用部品、プレス金型及び治工具に関する技術及び製造ノウハウ供与につき、その製造権、使用権、販売権を非独占的に付与する契約 1997.03.31~2002.03.30
以降5年毎に自動延長
Jefferson Southern Corporation 米国 自動車用部品、プレス金型及び治工具に関する技術及び製造ノウハウ供与につき、その製造権、使用権、販売権を非独占的に付与する契約 2001.05.31~2006.05.30
以降1年毎に自動延長
AUSTIN TRI-HAWK Automotive Inc.
米国 自動車用部品、プレス金型及び治工具に関する技術及び製造ノウハウ供与につき、その製造権、使用権、販売権を非独占的に付与する契約 1998.01.25~2001.01.24
以降1年毎に自動延長
KIKUCHI Do Brasil LTDA
ブラジル 自動車用部品、プレス金型及び治工具に関する技術及び製造ノウハウ供与につき、その製造権、使用権、販売権を非独占的に付与する契約 1997.05.30~2002.05.29
以降1年毎に自動延長
Auto Parts Alliance (China) Ltd.
中国 自動車用部品、プレス金型及び治工具に関する技術及び製造ノウハウ供与につき、その製造権、使用権、販売権を非独占的に付与する契約 2006.10.26~2011.10.25
Wuhan Auto Parts Alliance Co., Ltd.
中国 自動車用部品、プレス金型及び治工具に関する技術及び製造ノウハウ供与につき、その製造権、使用権、販売権を非独占的に付与する契約 2005.07.01~2010.06.30

設備投資

2006年度、生産ラインの増強及びモデルチェンジに対応するための生産設備等に11,296百万円の設備投資を実施

・同社は、国内で金型の生産体制を強化する。プレス部品を量産している群馬工場で、新たに金型の生産を開始する。同工場では現在、富士重工業向けの自動車用プレス部品を生産。金型の生産能力増強とともに、量産工場内に金型生産設備を持つことで、金型の一層の精度向上を目指す。また、3千トンクラスの大型のプレス機を導入し、完成した金型をその場で試験し、海外工場に送る体制も構築する。同社の金型生産量は現在、年間200型だが、5年以内に450型に増やす計画。同社では当面、国内外の工場で使用する金型の生産は群馬地区に集約し、外生産拠点では調整だけを行う体制を構築するが、将来的には海外工場の金型は現地で調達する方針。(2006年4月21日付日刊自動車新聞より)

・同社は中国で、自動車用プレス部品の金型を現地内製化する。中国・広州にあるプレス部品生産子会社の工場内に、金型の生産設備を導入する。中国のプレスラインで使っている金型は現在、日本やタイから輸出している。生産ラインに隣接した場所で金型を現地生産することで、生産の効率化を図る。中国では、広州で車体プレス部品を製造する第2工場が2006年2月から操業を開始した。今後も、中国での車体プレス部品の生産量が増加する見通しで、プレス部品生産に使う金型を現地で内製化する。広州の第1工場「オート・パーツ・アライアンス(中国)」の工場内に金型生産のための機械設備を導入する。まず、1500トンのタンデムライン用金型を中国で生産する計画。08年モデルに使う車体プレス部品生産に向け、金型から現地で生産し順次、種類を拡大していく計画。(2006年5月25日付日刊自動車新聞より)

設備の新設、除去等の計画
会社名
事業所名
所在地 設備の内容 投資予定金額
(百万円)
着手 完了
群馬工場 群馬県太田市 金型開発製作設備(プレス機他) 1,467 2005年11月 2008年9月
建物 903 2005年12月 2007年6月
羽村工場 東京都羽村市 自動車部品製造用設備(金型・治工具等) 3,262 - -
Austin Tri-Hawk Automotive Inc. 米国・インディアナ州 自動車部品製造用設備(プレス、溶接設備等) 874 2006年12月 2007年10月
Auto Parts Alliance (China) Ltd. 中国広東省広州市 自動車部品製造用設備(プレス、溶接設備等) 2,180 2007年1月 2007年12月
KIKUCHI Do Brasil LTDA ブラジル・サンパウロ州 自動車部品製造用設備(プレス機等) 900 2007年2月 2007年12月
Conghua K&S Auto Parts Co., Ltd. 中国広東省広州从化市 自動車部品製造設備(プレス機等) 234 2007年1月 2007年12月