Teksid S.p.A 2008年12月期の動向

ハイライト

業績 (単位:百万ユーロ)
2008年
12月期
2007年
12月期
増減率(%) 要因
売上 837 783 6.9 以下に記載
営業利益 49 47 4.3

要因
全体
-アルミ事業を手がけるTeksid Aluminum S.r.lは、同社子会社となったため2007年9月から同社に編入され、2008年通期業績報告の対象となった。また2007年度では、2007年3月売却のマグネシウム事業部門の業績が2ヶ月間含まれていた。
こうした組織変更の影響がなかっとしたら売上高は、前年度より3%増加。また営業利益も改善したと想定される。

鋳鉄事業部門
-2008年度の鋳鉄事業部門は、前年度より販売量で6.8%減少したが、売上で2.9%増加となった。これは値上げによって原材料費高騰分を相殺したことによる。販売量の減の主たる要因は、欧州での売上不振(7.7%減)による。この減は、ブラジル及び北米市場の売上増で一部相殺。
- また同社の鋳鉄事業部門は、SAIC(上海汽車グループ)との合弁企業Hua Dong Teksid Automotive Foundry Co. Ltd.を通じて中国事業を実施。同合弁企業は持分法適用の対象で、販売量は前年比5.2%増。

開発動向

研究開発費 (単位:百万ユーロ)
2008年12月期 2007年12月期 2006年12月期
合計 3 1 5

R&Dの中期計画
-NDCシステムを生産サイクルに統合
-低周波疲労エンジンコンポーネント開発のための材料データベース化
-エンジンコンポーネントの新たなコンセプトづくり
-黒鉛鋳鉄工程のコンパクト化と製品開発
-試作品立ち上げのリードタイム短縮

設備投資

設備投資額 (単位:百万ユーロ)
2008年12月期 2007年12月期 2006年12月期
合計 41 32 32